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Life is Tech !Advent Calendar 2018

Day 20

インサイト発想で作るプロダクト

Last updated at Posted at 2018-12-20

#はじめに

こんにちは!
Life is Tech ! Advent Calender もついに20投稿目を迎えましたね:rocket:
Webやデザイン、映像のメンターをしてますえんぽうです☺️:thought_balloon:

大学でUXデザインを専攻をしており、デザインと企画をすることが三度の飯より好きです:rice: 普段は広告系の会社でアルバイトをしていて、週末はアイデアコンペに出たりしています!

▶︎ここ半年で作った企画達、ボツ案も含めれば半年で150企画は作ったんじゃないでしょうか…
advent2.001.jpeg

Qiita初投稿で緊張していますが、この記事がこれから開発していく際に参考になれば幸いです!わっしょい!

#この記事で伝えていきたいこと

アプリケーションやサービス、Webサイトを作っていく際に最初に考える部分について。

一般的に、オリジナル作品を作るとなると以下のようなフローが想定されると思います😶Qiitaを参照すると開発からリリースまでのフローに関する技術系の記事が多いと思うんですが、今回言及するのは企画の部分とリリースのその後のユーザー体験を想像しようという話です。

advent1.001.jpeg

##なにつくる?

みなさんは新しい作品を作る時、何から発想しますか?

純粋に作りたいものがあったり、
使ってみたいコードがあるからそれを使えるアイデアを考えたり。

じゃあ作りたいものが見つからない人や中高生にどうアドバイスしますか?

好きなものから発想してみよう!って言いますか?

正直、ある程度作りたい物を既に作ってしまっていたり、思いつかない時ってあると思うんです。そんな時にお勧めしたいのが、共感してもらえるもの(=他人に使ってもらえるもの)を作ろうっていう考え方です。

[ 自分が使いたい物 ]  ではなく [ 他人が使いたい物 ] をつくる

というのも、開発のモチベーションを維持する方法の1つとして友達や他人に使ってもらうって大きいと思うんです。想像してみてください、中学のクラスメートのiPhoneに自分が作った単語帳のアプリが入ってたら超嬉しいし、次も頑張ろうって思えるでしょ?

[ リリースすることを目標にするだけじゃなく、リリース後はどうありたいか?という視点を持ってみる ]

でも自分以外の人がどんなものが欲しいかって考えるのすっごく難しいですよね、、、、!:thermometer_face:

それを解決するのがインサイト発想です!

advent.001.jpeg

#インサイト発想とは?

インサイト発想とは、もともとは広告業界でコピーやコンセプトを作る時に使われている考え方です。

インサイト
 : 洞察、眼識、識見、見抜く力

「表面的な事象から、その奥底にある本質を見抜く(=洞察する)」という発想法。

advent3.001.jpeg

例えば…

ある時、300円くらいする高級アイスをコンビニで売りたいと思ったとします。この時に広告を出すとしたら、高級感たっぷりのCMで上品に見せるのがパッと思いつくアイデアなのではないでしょうか?

しかし時代は不況...その高級感に共感するユーザーはいるのでしょうか?

そこで高級アイスコンビニで買う人のインサイトを考えていきます。
なんで節約したいのに買うの?
なんでコンビニ?

ここのなんでを繰り返すと答えに着地します。

この場合の正解は、高級アイスをコンビニで買う人は、普段高級な物は買えないけど、手が届く範囲で贅沢したいということになります。
不況で節約してるけど、たまには良いもの食べたいというインサイトです。

ここまでたどり着くとどういうコンセプトが必要かわかってきます。
高級感たっぷりのCMより週末のご褒美、たまには贅沢など親近感があるコンセプトのほうが共感を得られる。

これがインサイト発想です。

ad5.001.jpeg

世の中で言われている当たり前を疑い、それってなんでだろう?本当かな?を無限に繰り返すことで、あ!この人ってこうだからこれを本当は求めているのかもしれない!と気付く瞬間が最後にでてきます!

ではこれを開発でも応用していきましょう!

#使っていきましょう!

ポイントは1つ発見するたびに、
なんで?本当に?と客観視して奥底まで何度も繰り返すことです!

advent4.001.jpeg

表面的な顕在ニーズを意識するより、インサイトという本人すら自覚していないだろう行動の理由を探る。そうするとより共感を得られる(=使ってもらえる)プロダクトができるだけでなく、他のプロダクトとの差別化にも繋がるのではないでしょうか?

##最後に

プロダクトを評価する基準には、技術力、企画力、デザイン力などなど色んな要素があると思います。特に技術力って時間に比例してついていくものだと思うので、すぐ伸ばすことは難しいですよね。
でも企画に着目してみることで、勉強したての頃でも他の人に使ってもらえる作品を生める可能性だってあると思います。

開発のゴールを完成・リリースに設定するのではなくユーザー体験やユーザーの拡散に着目してみるのも面白いのではないでしょうか?

明日は、「歩く技術力」 とうようさんの投稿ですね!
デザインも、コーディングもできるとうようさんの「○○でもわかるレスポンシブ時代の画像処理入門」。初心者にも優しそうなタイトルとなってるので、私も画像処理入門やってみたいです!笑

最後まで読んでくれてありがとうございます:heartbeat:

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