はじめに
タイトルにもある通り、実務経験2年8ヶ月の私が今年の11月から転職活動を始めて12月末までに、
上場企業のSIer
HR系自社開発企業
それぞれから内定をいただきました。
ありがたいことに年収も現年収+50万円のオファーをいただけました。
エンジニアになってから初めて本格的に転職活動を行ったので、自分の経験したことをシェアしたいと思い、記事を書くことにしました。
略歴
まず、軽く私のこれまでの経歴をお伝えします。
- 31歳
- 愛知県名古屋市在住
- 家族構成(妻、子2人、犬1匹)
- 今年でエンジニア歴3年目
- 前職は愛知県で一番でかい神社の神主(車払いとか七五三の祈祷とかやってました。笑)
- 当時一番有名だったエンジニア養成スクールを経て東京のSIer企業に転職
- 主にバックエンド、フロントエンドの詳細設計〜を担当
- PMとして3名のプロジェクトのマネジメントを経験
ざっとこんな感じのバックグラウンドを持っています。
基本スタンス
志望する企業の人事担当者の方とメールでやりとりする際は、以下のことを意識しました。
- 即レス(1分〜最大1時間以内)
- スケジュールはこちらから提案する
意識して行うだけでかなり好印象を持っていただけました。
利用したエージェントや転職サイト
今回の転職で利用したエージェントや転職サイトを紹介します。
エージェント
- Remog
- キッカケエージェント
- ランサーズエージェント
転職サイト
- 転職ドラフト
- Green
それぞれ利用してみて思ったこと
-
Remog(普通)
- 自社開発の求人をいっぱい紹介してくれた(30社くらい)
- 担当の方はともて親身になってくれた
- 面接対策をやってくれた
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キッカケエージェント(良い)
- 私に合った企業しか紹介しない。多すぎずとても良いと感じた。(15社くらい)
- 担当の方はともて親身になってくれた
- 面接対策をやってくれた
- 選考状況の反映が遅い
- 面接対策の資料が豊富
- 各企業の過去の面接時の質問を共有してくれる
- 職務経歴書の添削をしてくれる
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ランサーズエージェント(おすすめできない)
- 釣り求人を使ってスカウトを送ってきた
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転職ドラフト(良い)
- 職務経歴書の審査があり、通過しないと利用できない
- 企業側が年収を提示した上で、スカウトが届く
- 年収保証がある
- 書類選考が不要
-
Green(普通)
- 自分の経験とマッチした企業からスカウトが届く
おすすめは、キッカケエージェント、転職ドラフトです!
転職準備
ここから転職について書いていきます。
準備したものは以下です。
- 転職軸
- 履歴書
- 職務経歴書
企業に応募する前に必ず今回自分はどんな企業に行きたいのか転職軸を決めてから応募しました。
理由は転職軸が決まっていないと面接対策が大変になるからです。
エンジニアの企業は大まかに以下の3つです。
自社開発
SIer
SES
それぞれ、求めている人材が異なるので、それぞれに適した面接での解答が必要になります。
なので、転職軸を決めてることで集中して面接対策をすることができました。
自分の今回の軸
- 社会的に大きな影響力を与えるアプリ開発に携わる
- 具体的:規模単価億越えの案件を扱う企業(SIer or 自社開発)
履歴書は以前神主からエンジニア転職するときに使ったものを使いました。
職務経歴書はスプレッドシートに記載してものを提出していたのですが、書類選考で落ちまくったので、キッカケエージェントの担当者さんに添削してもらいながら作り直しました。
職務経歴書を作り直した時に意識したこと
-
誤字脱字は徹底的に確認
- 誤字脱字は一発アウト
-
経歴を盛らない
- CTOなどの技術イケメン面接官に突っ込まれるとすぐにバレるので正直に書きましょう
-
どんな状況でどんな課題があり、どんな解決方法を用いて、結果どうなったか(STARメソッドに近い考え方)
- 具体例
- 状況と課題:ログイン画面から次の画面に遷移するまでに1分以上かかっていた
- 解決方法:
- テーブルに対するクエリをindexが使用されるように修正
- 新しいindexの追加
- N+1挙動の解消
- 結果:画面から次の画面に遷移するまでに1秒以下になった
- 具体例
上記を意識して職務経歴書を作成したら、書類選考が通過するようになりました。
また、転職ドラフトでは4社からご指名をいただくことができました。
面接
書類が通過したら次は面接準備です。
面接は準備が9割と言われているくらい重要だったので、準備にとても時間をかけました。
回答をあらかじめ用意し、暗記しておくことで、質問に対して自信を持って答えることができ好印象を残せたと感じています。
準備したこと
-
質問に対する回答の準備
- 想定される質問の回答はあらかじめ準備しておき冷静に対応できるようにしておきました
- 想定した質問リスト(ほぼ質問されました)
- 人事
- 自己紹介
- 現職を選んだ理由
- 転職検討理由
- 現職では叶えられない理由
- 転職企業選びの軸
- 志望動機
- キャリアプラン
- 強みと弱み
- 仕事をする上での大切にしている価値観
- 希望年収、現年収
- 入社後に何をしていきたいか
- CTO
- 印象にのっているプロジェクト、大変だったプロジェクトは?
- 今後学びたい領域
- 今後伸ばしたい領域
- 実務以外で勉強していること
- 得意な言語
- その言語のメリット、デメリット
- PMとして意識していること
- メンバーマネジメントで意識していること
- アジャイル開発では具体的にどれくらいの周期でサイクルを回していたか
- KPTをした際によく上がってきた問題は?
- それに対する対応策は?
- インフラ構築時の障害対策について
- サブネットマスクについて説明できるか
- 利用者数が一時的に多くなった時の対策は何をしたか
- コードを書くときに意識していること
- 設計する時に意識していること
- 人事
- 想定した質問リスト(ほぼ質問されました)
- 想定される質問の回答はあらかじめ準備しておき冷静に対応できるようにしておきました
-
各会社の企業研究及び志望動機の準備
- 会社のHP、SNSをチェック
- 会社の事業内容、人数(エンジニアの割合)、組織体制、社風、理念を確認
- 求人票を確認し、求められていること、業務内容を確認
- 上記をチェックした上で、各社の志望動機を考える
- 会社のHP、SNSをチェック
-
逆質問の準備
- 〇〇様が設計する時に意識されることはなんですか?(面接時に聞かれたことを逆に聞き返す)
- 御社に入社させていただいた際には即戦力になれるよう、〇〇と〇〇を勉強しております、その他に勉強しておくことはありますか?
- 私が御社で活躍するためには、実装力に加えてプロダクトをよりよくしていくために自ら改善提案をどんどんしていくことだと考えたのですが、〇〇様の考える御社で活躍するために大切なことは何か教えていただいただけますか?
面接中の質問への回答方法
面接時の回答の仕方は以下を意識しました。
- 結論から答える
- 具体的な内容
- 結論をもう一度言う
回答できない質問に対しては正直にわからないことを伝えました。
その場で思いつくことを言ってもすぐにバレてしまうので。笑
ただ、わからないことを伝えた上で、すぐにキャッチアップする旨をつたえるようにしました。
技術試験
エンジニア転職をする上で避けて通れないのが技術試験です。
技術試験の形式は以下です。
- 面接時に画面共有して自分の考え方を共有しながら行う形式
- 面接とは違う日時に自分1人で受験する形式
僕は両方とも経験しました。
技術試験対策としてはPaizaのC問題を解いたくらいです。なので、全然できませんでした。笑
LeetCodeでのコーディング試験対策については、個人的には以下の記事が参考になりました。
https://qiita.com/yohachi/items/e4bef4035da135a4808d
#最後に
今回の記事では、私の転職体験記や各種選考対策をシェアさせていただきました。
少しでもご参考になりますと幸いです。