JavaScriptで最頻出の文字を抽出・カウントする方法

JavaScriptで最頻出の文字を抽出する方法。例によってmosyaの復習です。

問題

与えられた文字列に対して、最も頻繁に出現する文字とその回数を返す
関数 findMostFrequentChar を実装してください。
返り値は、以下のようなオブジェクトとして返してください。

{ char: 'a', count: 2 }

入力例:

findMostFrequentChar("abca");

出力例:

{ char: 'a', count: 2 }

ただし、もし出現回数が同じ文字が複数ある場合は、最初に出現した文字を返してください。

前提知識

for...of ループ

for (let 変数 of イテラブルオブジェクト) {
    // 繰り返し処理
}

イテラブルオブジェクト（配列、文字列など）から1つずつ取り出して変数に代入し、ループ処理を回すことができる。インデックス（i=1...）を使わないでより直感的に理解しやすいため、今回はこれを使う。

オブジェクトと配列の違い

• オブジェクト
  キーと値がセットで格納されている。
  キーは １．ドット記法 ２．ブラケット記法 の2パターンで設定できる。
  変数をキーとして使いたいときは、ブラケット記法を使う必要がある。
  値に配列をいれることも可能

let obj = {name: "hanako", age: 25};
console.log(obj.name); // hanako

// キーに変数を設定する
const array = {};
let key = "キーです";
array[key] = "値です";
console.log(array); // {キーです: '値です'}

• 配列
  要素を順番付けして格納する。

const array = ["banana", "apple", "mikan"];
console.log(array[1]); // apple

考え方

• 与えられた文字は一文字ずつに分解してループを回す
• 文字とその数を保存しておくオブジェクトが必要
• ループの中で最頻出の文字と番号を毎回更新する必要がある

解答例

function findMostFrequentChar(str) {

  const obj = {}; // 文字をインデックスに個数をカウント
  let maxCharacter = ''; // 最頻出の文字を格納する用
  var maxNumber = 0; // 最大値をカウントして格納する用
  for (let maxChar of str){
    if(!obj[maxChar]){
      obj[maxChar] = 0;
    }
    obj[maxChar] += 1;
    if(maxNumber < obj[maxChar]){
      maxCharacter = maxChar;
      maxNumber = obj[maxChar];
    }
  }
  return { char:maxCharacter, count:maxNumber };
}

console.log(findMostFrequentChar("abca")); // { char: 'a', count: 2 }

所感

最初は一文もコードが思いつかず、半泣きになった問題。
けれどもChatGPT先生にしつこく質問して、自力で解けたのでめちゃくちゃうれしかったです。