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T-DASHでは、時刻の情報を変数として用いる方法として、予約語がある。
この予約語を用いることで、時刻情報を使うことができる。
が! パターンが少ない!!
- 過去の指定した時刻の情報を使いたい!
- 違ったフォーマットで (YYYY/MM/DD や MM/DD/YYYY など)情報が欲しい!
なので、好きな相対時刻、好きなフォーマットで時刻情報を汎用的にとれるカスタム動作を紹介する
技術的情報
robot frameworkのGet Current Dateを用いる
${date} = Get Current Date local -5 hours result_format=datetime
第一引数 local は time_zone を指定します。
localで、自身の地域を指定します。
第二引数 increment は現在時刻からの加算日時を指定します。
加算日時として、以下単位を用いて構成します。
単位 | 意味 |
---|---|
days | 日数 |
hours | 時数 |
minutes | 分数 |
secounds | 秒数 |
記入例
値 | 意味 |
---|---|
1 days | 1日後 |
- 1 hours | 1時間前 |
- 1 days - 1 hours | 1日と1時間前 |
第三引数 result_format は出力フォーマットを指定します。
代表例として
フォーマット | 出力例 |
---|---|
%Y-%m-%d %H:%M:%S | 2024-10-01 12:00:00 |
%Y/%m/%d (%a) | 2024/09/19 (Thu) |
詳しくは、以下の仕様より取得してください
T-DASHの手順
カスタム動作
以下設定内容を Date.yamlのファイル名で保存する
ACT-CAT-CUSTOM-4d91c6b0-65ee-4636-a9cb-58758cbf05ea:
action_category_name: Date
icon: ''
color: '#a38fcc'
custom_data:
file_name: Date
pip_list: []
library_list:
- DateTime
actions:
ACT-CUSTOM-4061ff76-392e-49d8-b7fc-d952d9016200:
action_name: 相対時刻を任意のフォーマットで変数に入れる
action_type: operation
action_format: 現在から「設定値1」加算した時刻を「設定値2」のフォーマットで変数名「設定値3」に格納する
action_note: ''
action_args:
- value1
- value2
- value3
action_def:
- - '${date} = '
- Get Current Date
- local
- ${value1}
- result_format=${value2}
- - Set Suite Variable
- ${${value3}}
- ${date}
次に、作成された Date.yamlをT-DASHの動作定義 -> カスタム動作 -> カスタム動作をインポート にてインポートし、実際にインポートされた設定内容を開く
4行目が、現在の時刻から、timezone、増減の日時、指定した時刻のカスタムフォーマット、で取得している。
5行目が、指定した変数名に得られた時刻データを設定する。
スクリプト
技術的情報に記載した、増減時刻の指定、フォーマットを第一、第二引数に設定した例です。
その結果は以下のようになります。
あとは、得られた変数 ${result_date1} ~ ${result_date3}を予約語と同じように変数として利用すればよい。