[T-DASH] chrome profileを用いてgoogleログインした状態にしてテスト開始する

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seleniumでgoogleのログインさせたいとき、単純にはいかない。
上記のように、ログインすらさせてくれない。

T-DASHでgoogleのログイン状態から、なんらかの処理を行いたい場合、どうしたらいいか？

技術的情報

chromeを起動するときに、User Profileを指定して起動させると、そのprofileの状態からchromeを起動できる

普通にchromeを立ち上げたとき、profileはこのような状態になる。
これは、seleniumでchromeを起動都度ゼロの状態からprofileを作る。
profileは一時ファイルであり、終了すれば削除される。
そのため、このprofileで処理・設定した内容は、次回起動時には引き継がれない。

chromeの起動オプションで、すでに存在するprofileを使って起動させることもできる

–user-data-dir を指定
–profile-directory を指定

Option	Mean	Example
–user-data-dir	ユーザープロファイルの保存先	C:\Users\LOGINUSERNAME\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\
–profile-directory	使用するユーザープロファイル	Profile 1

profileのuder data dirとprofile directoryは chromeで確認することができる

chrome起動後、URLに以下を入力

chrome://version

プロフィール パス = user data dir + profile directory になっている

T-DASH 実装

カスタム動作

以下設定ファイルを browsercustom.yaml で保存する

@browsercustom.yaml

ACT-CAT-CUSTOM-6cb0946e-0fbc-4fe0-a2a9-ea40de045bf1:
  action_category_name: ブラウザ操作カスタム
  icon: ''
  color: '#ee7312'
  custom_data:
    file_name: CusBrowser
    pip_list: []
    library_list:
    - SeleniumLibrary
    - String
  actions:
    ACT-CUSTOM-78d7b64f-6368-4b6c-a28a-ff7f0296649d:
      action_name: profileを読み込んでchromeを起動する
      action_type: operation
      action_format: profileを読み込んでchromeを起動して、ＵＲＬ「設定値1」にアクセスする
      action_note: ''
      action_args:
      - value1
      action_def:
      - - Set Test Variable
        - ${USER_DIR}
        - C:\\Users\\LOGINUSER\\AppData\\Local\\Google\\Chrome\\User Data\\
      - - Set Test Variable
        - ${PROFILE}
        - Profile 1
      - - '${chrome_options} = '
        - Evaluate  selenium.webdriver.ChromeOptions()
      - - Call Method
        - ${chrome_options}
        - add_argument
        - --user-data-dir\=${USER_DIR}
      - - Call Method
        - ${chrome_options}
        - add_argument
        - --profile-directory\=${PROFILE}
      - - Open Browser
        - ${value1}
        - chrome
        - options=${chrome_options}
      - - Maximize Browser Window

次に、CusBrowser.yamlをT-DASHの動作定義 -> カスタム動作 -> カスタム動作をインポート にてインポートし、実際にインポートされた設定内容を開く

作られたカスタム動作を開くと、以下のような設定になっている。
4,5行目に、chromeから取得したprofile情報を設定する（user data dir と profile directory）

テストケース

呼び出すだけでよい

テスト実行

chromeのprofileが呼び出されている事（カラーやgoogleにloginした状態）が確認できる

最後に

profileの状態から始めるため、google以外のサイトでも同様です
ログインしてクッキーを持った状態から始めることも可能です
毎回ログインからテストすると、工数がかかる場合、ログイン状態からのprofileを用いることも有効です