Outline
第13回 Ques が「アップデート時における品質活動」のテーマで行われました。
今回、楽天が発表する機会を頂き、「Struggles and challenges in STLC」というタイトルで発表しました
登壇者
藤原 QA Manager
Sonal Test Analyst
江村 Test Automation
Ques portal
https://quesqa.com/
Ques event entry
https://techplay.jp/event/726076
Out Presentation Topic
短納期のプロジェクトのSTLC (Software Testing Life Cycle)において2つの課題
・よく仕様変更が発生
・テスト自動化でカバーする期間的困難
Struggle 1
よく仕様変更が発生するプロジェクトに対してのsolutionとしてRTM (Requirement Traceability matrix)を用いている
これは基本的に仕様とテストケースを紐づけるツール
RTMの大きなメリットとして
・仕様が変更しても、どのテストケースに影響があるか可視化できる
・仕様に対してどのテストケースが漏れているかが可視化できる
これにより、1-2週間のSTLCにおいても仕様変更が発生する場合でもカバーしている
Struggle 2
テスト自動化を1-2週間のSTLCに対応するには大きく3つ困難がある
・自動化は変更がよく入る部分は向かないというが、そこを対象にしなければならない
・自動化のコーディングは、テスト環境が整ってからなので、期間が短い
・期間とリソースの問題
この条件でどのようにしたか?
マニュアルと自動化のレスポンシビリティを明確化し、リグレッションテストの適用範囲をさだめたこと。
■マニュアルテスト
・既存機能で改修の入った部分、新規機能をすべてカバーする
・既存機能で改修の入ってない部分はカバーしない
■自動化テスト
・既存機能で改修の入った部分を期間内に改修し、GREENになるように対応する
・既存機能で改修の入ってない部分は、これまで通りリグレッションテストする(とくに作業発生しない)
・新規機能に関してはpriorityを低くし、このプロジェクト期間に対応を目指さない。次回以降のリグレッションテストとして考える
このやりかたによって、マニュアル、自動化テストの最適化により短い期間のプロジェクトを遅れることなく対応するようにしている
※発表者とぱんだは関係ありませんw
update 6/3
Quesにて、レポートが上がってました。
こちらもぜひ見てください
https://quesqa.com/ques13-report/