1. Conference Outline
05/31(金) に仙台においてテストカンファレンス "JaSST'19 Tohoku"がありました
http://www.jasst.jp/symposium/jasst19tohoku.html
今回のテーマは、「明日のテストを楽にする」です。
このカンファレンスで発表する機会を頂きまして、テスト自動化で直面した課題に対してどのようなことをチームで改善活動行ってきたかを発表しました。
2. My Presentation outline
2-1. チームの変遷で直面したテスト自動化の課題
- 2016年、QAチーム立ち上げとあわせて、テスト自動化を導入した
- 担当したサービスは主に1つ
- リードがTA(Test Analyst), TM(Test Management), Automationを担当
- リードはマニュアルテスト、自動化テスト両面把握できていた
- 2018年ころから組織拡大
- 担当サービス増える
- マニュアルと自動化でチームが分かれる
- マニュアルチームには、それぞれのサービスにリードを立て、TM,TA担当
- 自動化チームは、全サービスを基本的にリグレッションデサポート
- 拡大によって課題が発生
- テスト自動化の質を維持するための工数増加
- マニュアルチームから見て、自動化で何を品質担保しているかが不明
- プロジェクトスピードにテスト自動化が追い付かない
2-2. 課題を改善する活動
- テスト自動化設計書のテンプレート作成
- マニュアルチームから見て、自動化がどういった処理でなにを品質担保しているかわかるようにテスト観点等を記載
- 自動化担当者にとって、なにを実装するべきか(validateすることなど)を明確化
- データドリブンする箇所を切り出す(テスト条件、パラメータ等)
- テスト自動化でやらないこと(品質担保できないこと)を明確化し、マニュアルテストでカバーしないといけないことを明確化
- CIで動かす想定で実装に組み込まないといけないこと(CI条件)を記載
- プロジェクトでマニュアルと自動化のレスポンシビリティを定義
- テスト自動化がすでにカバーしている既存機能で、修正が入るところを最優先に対応
- テスト自動化でカバーしていない新規機能は、次回以降のプロジェクトのリグレッションテストとして対応
2-3. 効果
- テスト自動化の質の向上と工数削減
- マニュアルチームから見て、テスト自動化が明確化
- 短期プロジェクトに自動化が追従
3. 皆さんのテストでのお悩みと、解答例
事前アンケートで集められたテストに関するお悩みと、参加者たちで回答を記載するコーナです
4. 手土産
248 Pageの大作!!
テストの教育に使えそうです!