はじめ
Linuxコマンドの一つのechoコマンドについて、自分がよく使用している方法をアウトプットします。
※全ての使用方法は網羅できておりませんので、ご了承下さい。
echoコマンドとは?
このようなことができるコマンドになります。
- 画面に文字列の表示
- コマンドの実行結果の表示
- 文字列をファイルに出力
- 文字列をファイルに追記
echoコマンドの使用方法(例)
文字列の表示
指定の文字列を表示します。
コマンド
echo "文字列"
コマンド実行例
実行例
[root@tspweb01 test]# echo aaaaa
aaaaa
コマンドの実行結果の表示
コマンドの実行結果を表示します。
コマンド
echo $?
- コマンドの実行結果
実行結果 | 内容 |
---|---|
0 | True(コマンドの実行が成功) |
1 | False(コマンドの実行が失敗) |
127 | コマンドが見つからない |
コマンド実行例
- True(成功)
実行例(True)
[root@tspweb01 test]# true
[root@tspweb01 test]# echo $?
0
- False(失敗)
実行例(False)
[root@tspweb01 test]# false
[root@tspweb01 test]# echo $?
1
- コマンドが見つからない
実行例(コマンドが見つからない)
[root@tspweb01 test]# wh
-bash: wh: コマンドが見つかりません
[root@tspweb01 test]# echo $?
127
[root@tspweb01 test]#
文字列をファイルに出力
指定の文字列をファイルに出力します。
コマンド
echo "文字列" > ファイル名
コマンド実行例
実行例
[root@tspweb01 test]# echo "testtest" > test.txt
[root@tspweb01 test]# cat test.txt
testtest
[root@tspweb01 test]#
文字列をファイルに追記
指定の文字列をファイルに追記します。
コマンド
echo "文字列" >> ファイル名
コマンド実行例
[root@tspweb01 test]# cat test.txt
testtest
[root@tspweb01 test]# echo "testtest" >> test.txt
[root@tspweb01 test]#
[root@tspweb01 test]# cat test.txt
testtest
testtest
[root@tspweb01 test]#
注意
実作業の際には、>
と>>
を間違えないようにお気をつけ下さい。
(意味が全然違います。)
-
>
: ファイル全体の上書き -
>>
: ファイルの最終行に1文を追記
重要なファイルの作業を実施する際は、必ずcp
コマンドにてバックアップを取得しましょう。
まとめ
echoコマンドでは、このようなことができます。
- 画面に文字列の表示
- コマンドの実行結果の表示
- 文字列をファイルに出力
- 文字列をファイルに追記
bashスクリプトに応用してみては、如何でしょうか?