Visual StudioのWindowなどの既定テンプレートには説明的なコメントが入っていたりして、最初は参考になっても、慣れると無駄なだけだったりしますが、これが入るのを変えるにはテンプレートを修正する必要があります。
テンプレート
このテンプレートファイルのパスは以下のようになります。
%ProgramFiles%\Microsoft Visual Studio\2022\<edition>\Common7\IDE\ItemTemplates\<Language>\<Locale ID>
<edition>
にはCommunityなど、<Language>
にはC#の場合はCSharpが入ります。<Locale ID>
は英語では1033、日本語では1041になります。
How to: Locate and organize project and item templates
この前後のフォルダーに色々なテンプレートがありますが、例えば、
- Visual Studio 2022 Community
- C#
- WPF
- English
のものは以下のパスにありました。
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\WPF\1033
テンプレートファイルは権限の関係で直接編集できませんが、一旦デスクトップなどに保存後、元のフォルダーに上書きすれば(「続行」を選択)修正できます。
スニペット
propdp
やpropa
などのスニペットは@soiさんの記事から変わっていないようです。
C#7時代の依存関係プロパティと添付プロパティのコードスニペット
パスは同じ条件で以下のとおりでした。
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\VC#\Snippets\1033\NetFX30
このカスタマイズでは、特にownerclassに<Function>ClassName()</Function>
を入れるのが有用です。これは自明なくせに、いちいち変えるのが面倒なんですよね。
ちなみに、propdp
でnameof
を使うことには個人的には否定的で、プロパティ名を変えるにもDependency PropertyとCLRアクセサーを自動的に合せられないので、作り直した方が確実かと。