JUnitとは
JUnitとは、Javaで単体テスト(※1)を実施するためのテスティングフレームワークです。
Javaに限らず、各言語に対してこのような単体テストのテスティングフレームワークが存在しており、総称して「xUnit」と呼ばれています。
JUnitは、Javaに対応したxUnitであることから「JUnit」と呼ばれています。
(※1)単体テストとは、プログラムを構成する最小単位となる「モジュール(※2)」の機能が正しく動作しているかを確認するテストのことです。
(※2)モジュール:関数やメソッドなどのコードのまとまり。
Junitを使うメリット
JUnitは、ソフトウェアとして稼働するプログラムに対し、「プログラムが正しく動くのかを確認するテスト用のプログラム(テストコード)」を作ります。作成したテストプログラムは、一度作ればいつでも再実行可能となるため、「何度も同じテストを実施することが可能」になります。
この「同じテストを繰り返し実施する」という操作は、大規模開発において非常に有用です。
また、プログラムの修正を行った場合には、そのプログラムだけでなく、他のプログラムにも修正の影響が出ていないかを確認する「回帰テスト(リグレッションテスト)」を実施します。
JUnitを使うことで単体テストが自動で実施可能であり、もし他のプログラムに影響を及ぼしている場合にはそのテストが失敗します。そのため、「ほかのプログラムに影響を及ぼしている」ことをすぐに検知できるのです。
もちろん、すべての影響範囲をJUnitで確認することはできません。しかし、回帰テストにかける工数を削減することが可能であるため、最終的に品質の高いソフトウェアができあがるのです。
参考サイト