ユニットテスト(単体テスト)とは
ユニットテストとは、システム開発における工程のひとつで、
プログラムを構成する最小単位となる「モジュール(※1)」の機能が正しく動作しているかを確認するテストのことです。
多くの場合、コーディングを行ったプログラマ自身が担当します。
(※1)モジュール:関数やメソッドなどのコードのまとまり。
ユニットテストでは、主にホワイトボックステストを実施します。
ホワイトボックステストは、個々のモジュール中の命令文や条件判定「if-else文」といった論理的な構成とその組み合わせや、入出力のデータパターンによるエラーを発見することを目的としたテストです。「モジュール内で実行されうる処理を確認するテスト」という事になります。
このテストはバグを早期に発見することが可能です。ここでバグを出し切って、後工程につなげるという意識が重要になります。
単体テストのやり方
単体テストを実施するやり方には、デバッグ実行やログ出力で確認する方法やフレームワークを使用する方法などがあります。
フレームワークを使用する場合、まず「テストケース」と「テスト用プログラム」を作成します。テストケースとは、開発中のシステムに合わせて検証するポイントをまとめたドキュメントのことです。
そして、テストケースを作成した後はその内容に従ってテスト用のプログラムを作成します。
ほとんどのプログラミング言語でテスト用のフレームワークが用意されているため、それを利用して作成することが一般的です。例えば、JavaであればJUnit、C/C++言語であればCppUnit、PHPであればPHPUnitがあります。