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Amazon Honeycodeを触ってみる

Last updated at Posted at 2021-10-17

2021/10/06(水)AWS Expert Online JAWS-UG: Honeycode & CI/CDパイプラインで、Amazon Honeycodeというサービスを知りました。ノーコードでアプリ開発できるとのことだったので、超簡易アプリを作ってみました。

1.Amazon Honeycodeとは

  • プログラミングなしでアプリ開発できるフルマネージドサービス
  • ブラウザだけで開発できる
  • AWSアカウントとは別にHoneycodeアカウント(Team:チーム)を作成する必要がある
    • 作成に必要なのはメールアドレスだけ
    • クレカ登録など支払情報不要

1-0.主要概念

  • Table:データストア
  • Builder:アプリ開発を行う
  • Automations:通知やイベント起点の処理を担う
  • Workbook:Table,Builder,Automationsを包括する

1-1.Table

  • 構造型データストア
  • CSVまたはTSVファイルのインポート、もしくはスプレッドシートからコピペでデータ追加可能

1-2.Builder

  • アプリ開発ツール
  • 画面上に入力欄、ボタン、リストなどの部品を配置することでアプリ生成
    • ソースコード不要
    • 変更は即時アプリに反映

1-3.Automations

  • Tableのデータに対する変更やアプリ上の操作を起点に処理を実行
  • データ追加、変更、削除、メール通知可能
  • Webhookの実行により外部システムとの連携も可能

1-4.Workbook

  • Table,Builder,Automationsを包括する枠組み
  • workbook内に複数のTable、アプリ、Automationsを含む
  • 開発者や利用者に対し、workbookもしくはアプリケーション単位に権限付与

2.触ってみる

※Automationsは今回設定していません。

2-1.Amazon Honeycodeアカウント作成

以下、Amazon Honeycodeのウェブサイト

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まず「Sign in」からHoneycodeのアカウントを作成する。
image.png
「Create One」
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名前、メールアドレス、パスワードを入力し「Create account」
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メールが届くので「Confirm now」でアカウント有効化する。
image.png
ブラウザで以下表示され、アカウント作成が完了する。「Continue to log in」でログインする。
image.png
「Continue to log in」でログインする。
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2-2.Workbookを作成する

「Create workbook」をクリック。
image.png

テンプレートがいくつも用意されている。今回はスクラッチ(なにもないところ)から作成するので「Start from scratch」をクリックする。
image.png
Workbook nameに作成するアプリの名前を入力して「Create」をクリックする。
今回は「AWS認定資格取得チェッカー」的なものを作ってみる。
image.png

2-3.Tableを作成する

画面左の表アイコンからTable設定できる。
デフォルトでTable1という空のテーブルが作成されているので、リネームして編集していく。
image.png

カラム(列)のフォーマットは「Settings」から選べる。
日付部分は「Display Preference」から表示形式を選択する。
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テーブルの関連付け
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2-4.BuilderからAppsを作成する

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今回はスクラッチから作成する。
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アプリ名をリネームしておく。
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こんな画面になる。
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Webとスマホ画面の同期にチェックしたままだとバグってWebの画面に戻れなくなることがあるらしいので、Webとスマホ画面の同期は解除しておく。今回はWeb画面のアプリのみ作成する。
image.png

こんなまっさら画面からアプリ画面を作っていく。
選択したオブジェクトの設定はApp Navigationウィンドウから実施する。
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コンテキストボックスは普通にタイトルなどの文字入力ができる。
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左下の「+ Add objects」からオブジェクト部品を選んで画面上に追加できる
image.png

このように、ボタンやリストなどのオブジェクトを追加できる。
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このあたりから作成するのに心が折れたため、テンプレートから「Simple To-do」を展開し、参考にさせていただきつつ進める。
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画面上部のツールバーから、文字の大きさや塗りつぶしの色などの書式変更ができる。
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Blank Blockのプロパティ「DATA」タブで、画面に表示させる項目をTableから持ってくるように数式を設定する。
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「ACTIONS」タブで、ブロックをクリックしたときの操作を設定する。
ここではクリックしたときスクリーン「Edit」に遷移せよ、と設定している。
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ボタンのACTIONを設定する。
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DataCellにはTableに登録してある項目を表示させるよう数式を設定する。
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スクリーン「Edit」を編集する。
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ボタンをクリックしたときの挙動を編集する。
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取得日の編集が可能になるよう「Editable」にチェックを入れる。
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削除ボタンのアクションを設定する。
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完了ボタンのアクションを設定する。
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スクリーン「My Certifications(AWS認定取得状況)」の「Add + 」ボタンのアクションを設定する。
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スクリーン「Add Certification(新資格追加)」で、新資格を登録する欄を作成する。
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新資格を登録する欄が空欄のときは「追加」ボタンをグレーアウトにしておく。
ACTIONSには何も設定しない。
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新資格を登録する欄に値が入力されたら「追加」ボタンがクリックできるように設定する。
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ACTIONSにはTable更新の設定を追加する。
image.png

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ホーム画面を設定する。
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ここまでで簡易アプリ完成。

2-5.簡易アプリの稼働確認

アプリ画面を確認する。
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DVAをクリックしてみる。
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編集画面に遷移する。取得日を編集する。
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チェックを入れて完了ボタンをクリックする。
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DVAが「取得済み」に移動しているのが確認できた。
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「Add +」ボタンをクリックする。
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新資格追加画面に遷移する。追加ボタンはグレーアウトしている。
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新資格名を入力すると、追加ボタンがクリックできるようになる。
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新資格の項目が追加されているのが確認できた。
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新資格名をクリックすると、編集画面に遷移する。削除ボタンをクリックする。
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先ほど追加した新資格が削除されていることが確認できた。
image.png

3.利用料金

Basic PLUS PRO
$0/月 $19.99/月 $29.99/月
2,500行/workbook 10,000行/workbook 100,000行/workbook
20人のメンバー含む 20人のメンバー含む 20人のメンバー含む
追加メンバーごとに月額$9.99 追加メンバーごとに月額$19.99
シングルサインオン シングルサインオン
  • 有償プランの場合はAWSアカウントとの統合が必要
  • 月額料金は統合したAWSアカウントで支払う
  • 1つのAWSアカウントに複数のTeamを登録し請求の集約が可能

4.その他

  • API連携できる。APIへのアクセスはIAMで制御する。
  • S3にCSVファイルをアップロード⇒Amazon AppFlow⇒Honeycode、とデータ連携できる。

5.感想

  • BuilderからGUIでアプリを作成していくのが結構大変。
  • GUI操作なので感覚的に操作できるが、細かい設定はどこからどう設定するのか迷うことも多々あった。
  • サンプルがたくさんあるので、目的に近いサンプルからアプリを展開してmodifyしていくのがよさそう。ゼロから作成するのは大変。
  • このアプリのドキュメントを残そうとすると大変な気もする。
  • 動くと楽しい。プログラマーじゃなくてもなんとなく動く簡易アプリができてうれしい。
  • ここまでBasicプラン(無料)で動いていてすごい。

参考

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