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Amazon VPC特徴一覧

Last updated at Posted at 2015-01-11

Amazon VPCまわりをまとめてみる自分メモです。機能一覧というか特徴を程よく一覧にしたかったのですが、そういうのって難しいですね、ええ。VPCとはAWS上にプライベートネットワーク空間を構築できるネットワークサービスで、以前はEC2 Classicとの併用だったんですが、今アカウントを登録したら、自動的にVPCのみを使用するようになっているというものです。

Amazon VPC特徴一覧

項目 内容 補足
料金 VPN 接続 1 時間当たり0.048 USD(東京リージョンへの接続)VPC自体の料金は無料 http://aws.amazon.com/jp/vpc/pricing/
VPC制限 http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonVPC/latest/UserGuide/VPC_Appendix_Limits.html 一部パラメータは上限緩和申請することができる
VPC CIDR CIDR範囲は/16(65534)~/28(14)/MultiAZで設定可能 VPC作成後に範囲やアドレスブロック変更不可
Subnet VPC CIDR範囲内で指定 AZをまたがったSubnetは作成できない
Route Table Subnetに紐づけ、データの流れを制御する/LocalはVPC内Subnet全ての意味
Internet Gateway Internetに接続するためのゲートウェイ/Route Table内でターゲットとして指定する IGWはVPCで一つだけ取得可能
Private Subnet IGWへのルーティング設定がないRoute Tableを使用したSubnet
Public Subnet IGWへのルーティング設定があるRoute Tableを使用したSubnet
NATインスタンス Private Subnetからインターネットへアクセスするのに使用 Public Subnetに配置/Patch適用時/Private Subnet→Amazon S3には別途記述のVPCエンドポイントが使用できる
NAT Gateway(Managed NAT GW) Private Subnetからインターネットへアクセスするのに使用 ゲートウェイは高可用性のための冗長機能あり/それぞれのゲートウェイは最大10GbpsまでのTCP, UDP, ICMPトラフィックを扱える
VPC Security Group EC2インスタンスなどへのInbound,Outboundアクセスを制御/許可する対象を指定(デフォルト拒否) ステートフル(許可されたInboundへの応答は、OutboundルールにかかわらずOutboundに流れる)
NACL(Network Access Control) SubnetへのInbound,Outboundアクセスを制御/Allow,Denyを指定/Inboundに対してアクセス元,Outboundに対してアクセス先を指定 ステートレス
DNS resolution VPC内のDNS名前解決機能 基本的には有効にする
DNS hostnames VPC内のDNS名割り当て機能 DNS resolutionが有効でないと有効にできない
DHCP options sets ドメイン名,DNSサーバ名,NTPサーバ名,NetBIOSサーバ指定,NetBIOSノードタイプ指定が可能
Public IP EC2へ割り当て有無変更可能/stop→startで値変わる/値はランダム/EC2起動時に割り当て可能かどうかを選択できる
Private IP EC2へ必ず割り当て/stop→startで値変わらない/値は指定可能
Elastic IP Public IPを固定して使いたいときに取得 使用していないElastic IPは課金対象/使用していれば無料
ENI(Elastic Network Interfaces) VPC上の仮想NIC/Private IP,Public IP,MACADDR,Security Groupに紐づける/ インスタンスによって割り当て可能数が異なる/MACADDRのライセンス認証やメール配信システムでの送信元アドレスとして利用可能/複数指定すると個々のネットワークIO性能は低下
EC2 Dedicated Instance インスタンスのテナント属性をハードウェア専有にしたもの(別アカウント,共有EC2インスタンスと別ハードウェアで動作) dedicatedに設定されたVPCでは動作しないサービスあり(Amazon RDSなど),インスタンスの料金が異なる
VPN(Virtual Private Network)? VPCとオンプレミス環境をインターネットでセキュアに接続/IPsec VPN
VPN Connection VPN Gateway(AWS側),Customer Gateway(利用者側)を設定/VPN Routerの設定はAWS側でConfigurationファイルを提供
AWS Dirrect Connect VPCと利用者環境を専用線で接続可能 http://aws.amazon.com/jp/directconnect/
VPC Peering VPC間を繋げてPrivate IPで通信する機能/別アカウント間でも可能 CIDRが重複している場合はNG/同Region内のみ/2ホップ以上のRoutingはできない/Route TableのTargetにPeering Connection IDを指定/1:1の接続となるが、複数のVPCと個々に接続することは可能
ClassicLink VPC内リソースと特定のEC2-Classicインスタンスとを通信させる機能/VPCのセキュリティグループにEC2-Classicインスタンスを加えることが可能/インターネットを介さず相互接続ができる VPCのIPアドレス範囲が10.2.0.0/16〜10.255.0.0/16の場合は利用不可
VPCエンドポイント VPCと他のサービスをプライベート接続するためのエンドポイント/プライベートサブネット→パブリックサブネットのNAT→S3といった経路が不要になった 今はS3-VPCのみ/同じリージョン内に限られる
tag VPC,subnet,VPNなどにも設定可能
AWS CloudFormation Amazon VPCに対応
AWS OpsWorks Amazon VPCに対応
VPC Flow Logs VPCサブネットやENIのネットワークトラフィックがCloudWatch Logsへ保存される フローは約10分間隔/以下は含まれない1.プライベートホストゾーンへのクエリを含む、Amazon DNSサーバへのトラフィック2.Amazonが提供するWindowsライセンスのアクティベーションのトラフィック3.インスタンスメタデータのリクエスト4.DHCPリクエストとレスポンス

*間違っていたらご指摘お願いいたします

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