はじめに
自作PC(BTOカスタマイズ)のHDDから異音が聞こえるようになったため、そろそろ世代交代が必要かなと思案。
最近ではマザーボードに設置するM.2型のストレージも出てきたし、各種ストレージの特徴をまとめてみることにした。
主流のストレージ
2022年9月現在、主流のストレージは次のものがあると思われる。
- 3.5インチ HDD
- 2.5インチ SSD
- M.2 SSD
2.5インチのストレージは家電向けストレージとして使われるシーンはあるだろうが、パソコン用のストレージとして使用されることはほぼないのではないかと思われる。
まとめ
タイプ | サイズ | ソケットタイプ | インターフェイス | 備考 |
---|---|---|---|---|
3.5インチHDD | 3.5インチ | - | SATA | データ保存ならコレ |
2.5インチSSD | 2.5インチ | - | SATA | モバイル向け。そろそろ使われなくなる? |
M.2 | 2242, 2260, 2280 | m-key. b-key, b&m-key | SATA, NVMe | システムドライブ用途ならコレ |
3.5 インチ HDD
データ保管先よく使われているストレージ。パソコン, サーバ, NASで使用。
大容量化が進んでおり、20Tbまで保存可能。
2.5インチ SSD
ノートパソコンのシステムドライブ もしくは モバイルのデータ保管先としてよく使われているストレージ。
4Tbまで保存可能。※4Tb以上保存できるモデルもあるが高価格な為、例外とする。
エンタープライズ用途で読み込み速度の速いSSDを用いたデータストレージを採用するシーンもあるが、特例。
M.2 SSD
システムドライブ として使用するストレージ。サイズは3種類あり IoT、ノートパソコン、パソコンとデバイスのサイズに合わせて選択できる。サイズによって保存可能なデータ容量も変わる。
M.2 SSDは考慮することが多い。
サイズ
2242, 2260, 2280 の3つのサイズがある。パソコン用途としては2280が一般的(かも)。2280は4Tbまで保存可能。
価格コムで調べたらサイズによってインターフェイスが決まっているようだ。
サイズ | インターフェイス | 備考 |
---|---|---|
2242 | SATA | |
2260 | SATA | |
2280 | PCI-Express | SATA対応のM.2 SSDは1Tb以下のものしかない |
M.2 SSDはSATA通信とNVMe通信の2つのタイプが存在する。
ソケットタイプ
M.2 SSDはマザーボードに直接設置するストレージで、パッと見では対応するインターフェイスがわからない。マザーボードのソケットを見て選択すること。
ソケットタイプ | ソケット |
---|---|
b-key | Socket2 |
m-key | Socket3 |
b&m-key | Socket2, Socket3の両方 |
インターフェイス
まとめるのが難しい...。
初期のM.2 SSDはSATA接続が主流だったが、PCIe接続で認識するNVMeが登場(新しいものはNVMeと思っていいんじゃないか?)。
NVMeはCPU並みに発熱するのでヒートシンクが必須と思ったほうが良い。
関連
Windows OSのボリュームサイズの上限
簡潔にまとめるとMBRとGPTで作成可能なボリュームサイズの上限が異なる
項目 | MBR | GPT |
---|---|---|
互換性 | ✖ | Windows Vista以降 |
UEFI対応 | ✖ | ○ |
領域の上限 | 2TiB | 上限なし |
作成可能なパーティション数 | 4 | 128 |
データボリュームはとりあえずGPTでパーティションを作っておけばOK。
NVMeとは
NVMeはNon-Volatile Memory Expressの略語になり、不揮発性メモリを使用したストレージ (=SSD) のための規格になります。
参考