携帯電話の基地局から発射される電力密度の計算方法です。
等方(アイソロロピック)アンテナとしての計算です。
これは、1点から球状に電波が広がっていくとしたモデルです。
S: 電力密度 W/m^2
P: 電力 W (ワット)
r: 距離 m
S = P / (4 * pi * r^2)
計算例
電力 640W , 距離 5 m の場合
Node.js の例
$ node
Welcome to Node.js v20.2.0.
Type ".help" for more information.
> 640 / (4 * Math.PI * 5**2)
2.0371832715762603
>
TypeScript の例
$ npx ts-node
> 640 / (4 * Math.PI * 5**2)
2.0371832715762603
Deno の例
$ deno
Deno 1.27.2
exit using ctrl+d, ctrl+c, or close()
> 640 / (4 * Math.PI * 5**2)
2.0371832715762603
>
python の例
$ python
Python 3.11.2 (main, Mar 13 2023, 12:18:29) [GCC 12.2.0] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import math
>>> 640 / (4 * math.pi * 5**2)
2.0371832715762603
>>>
Go の例
$ gore
gore version 0.5.2 :help for help
gore> :import math
gore> 640.0 / (4.0 * math.Pi * math.Pow(5.0,2.0))
2.037183
解説
2.04 W/m^2 は、0.204 mW/cm^2 になります。
参考、
日本の規制値は、0.1 mW/cm^2
ICNIRP の規制値は、0.09 mW/cm^2
指向性のアンテナの場合は、強い方向への補正と、弱い方向への補正が必要です。
コンクリートの壁などがあれば、弱い方向への補正が必要です。
コンクリートによる減衰は、材質、厚さにより異なります。