Withコロナ時代のデジタル技術の1つに、オンライン展示会があります。最近、オンライン展示会のイベント広告をよく見る様になりました。
クリエイティブ作品のオンライン展示会の例として、今回はNCU芸術工学部のイベントを紹介します。NCU芸術工学部では年2回、「卓展」と「芸工祭」というクリエイティブ作品の展示会イベントがあります。情報環境デザイン学科だけでなく、産業イノベーションデザイン学科、建築都市デザイン学科の3学科を合わせての企画展示会です。展示会イベントでは、学生がテーマ毎に集まり、自主的に参加して活動している様です。コロナ禍の影響で2020年度から展示場をオンラインに移行し、名前を芸工祭から芸工展に変更して開催したそうです。このため、開催期間の後でも作品鑑賞を楽しむ事が可能です。2021年度の卓展は8月に、芸工展は10月にオンラインで開催されました。オンライン展示会場は、基本的にWEB会場とCLUSTER会場の二本立てで作られています。
CLUSTER会場は、2020年度卓展で作成したVR北千種キャンパスを使っている様です。
まず、2021年度の卓展のWEBサイトを訪問してみました。各グループのクリエイティブ作品の内容と、作品制作ソフト(記載されていた分のみ)を書き出しました。
- WAV / Web&Music=楽曲づくり、DAWソフト(具体名は書いていない)
- でじでじ / digital content=映像、ゲーム作成。Maya, Unity, Blender
- 白-haku- / photography=写真を使った作品作り。
- aura / car design=車のデザイン。
- HALO / product design=プロダクトデザイン
- トバセ! / product design=プロダクトデザイン
- pag / product&graphic design=プロダクト&グラフィックデザイン
- 十出版 / graphic design=グラフィックデザイン, Illustrator,Photoshop.
-
idocoro / space&interior design=空間&インテリアデザイン
その他に「SHOP」やオリジナルグッズが当たる「抽選会」の会場もありました。SHOPは「SUZURI」プラットフォームを使って、デジタル入稿グッズを販売していました。
卓展2021の次は、芸工展2021のWebサイトを訪問しました。展示場内の各会場をリストアップしてみます。
・作品展覧会場(シャッターの部屋、フィルムの部屋、レンズの部屋)
・芸工展模擬店(グラフィック部署、ブスいステッカー屋さん、Petal、カフェ部署)
・2021芸工展CM(CM、コンセプトムービー、部署長紹介)
・WEBサイト特集(jQuery等での制作品展示)
・コンテンツ班企画(Unityroomでゲーム作品展示、Clusterで部屋企画展示)
・ワークショップ(建築模型、ペーパークラフト(飾り、パッケージ))
・オンラインカフェ(マグカップ、ステッカーなどグッズ販売、フードレシピ)
・ステージ企画(CM、動画)
グッズの販売基盤は、卓展の「SUZURI」から芸工展では「BASE」に変更になっていました。
芸工展のカフェに出ていたフード企画「FOODxFIGHT」を紹介します。出来上がったケーキ(サイトに写真有り)がとても美味しそうでした。
ワークショップのペーパークラフト(パッケージ)の「クロネコの三角パック」(サイトに写真と型紙有り)も紹介しておきます。出来上がりの可愛さと、折紙展開図のクロネコの首のシュールさとのギャップが面白かったです。
今回はWEBサイトのみの訪問でしたが、CLUSTER会場もまた覗いてみようと思います。皆さんも卓展や芸工祭のオンライン展示会サイトにアクセスして、クリエイティブ作品群を楽しんでみて下さい。