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秋月RX220マイコンボードにFT232で書き込む

Last updated at Posted at 2016-08-21

秋月RX220マイコンボードにFT232で書き込む

偉大なる先人がすでに行っているのだが,電気の素人には少し難易度が高かったので詰まってしまった.
もやねのロボット三昧にて以下のように既にレポートしてくださっている.

使っているPCにRS232CのCOMポートがない場合,TxD1,RxD1はただのTTLレベルUARTとして,PCとはFT232R等で接続したい.
その際は基板裏側のIC2のすぐ右,C11コンデンサのすぐ左の2本のパターン(TxD1,RxD1線)をカットしよう.

しかしIC2のすぐ右,C11コンデンサのすぐ左の2本のパターンが,どこかわからなくて(またなぜそこを選択するのかがわからなくて)1週間(と言いつつ2年)足踏みしてしまった.新品に傷をつけるのは貧乏性にはきつい.

テスターで頑張って接続とか調べてみたのですが,太い先しか持っていないので本当につながっているのか自信が持てませんでした.

なかなかに苦労したので記事に残します.

どこを2本切るのか

akirx220_rs232cut.png

(カメラの限界で)少しボケていて申し訳ないのですが適度に引き伸ばしてください.
IC2のすぐ右,C11コンデンサのすぐ左に該当する点は2か所存在する.
多分切るのは赤い枠の方.
RX220のススメ曰く,黄色い枠のようです.両方切ったのは正解でしたorz

1か所目は左の黄色い枠(多分2本ある).このパターンはIC2の15,16ピン(電源とコンデンサ?)とつながっているのでないかと推測(知りません).

2か所目は右の赤い枠.このパターンは(切ったところ)IC2の11,12番とマイコンのP26,P30に繋がっていた.このパターンたちは上の方にある小さな穴とつながっていることに気が付けばもうちょっと早く切る勇気がわいたのだが,気が付いたのは切った直後.

ちなみにカッターで両方切りました.傷が多くて悲しいです.

その後P26に通信ICのRXD,P30に通信ICのTXDをつないでRenesasFlashProgrammer(RFP)のCOMポート(図にはRS232と出てかなり不安でしたが,かなり昔別のRXマイコンをこの経路で書き込んだ記憶と【マイクロマウス】 R5F56218BDFPにブートモードで書き込みに成功報告が書いてあったので信じてここ)から書き込んだところ無事に書き込めました.通信が成功すればこっちのものよ!

写真的にピンが付いていてあほなことをしているなあと思われるでしょうが,I/Oピンをはんだ付けする前にパターンカットした方が当然楽です.私はRS232Cの変換ケーブルを持っているので最初はRS232Cで通信するつもりだったので既についています.(Windows8.1に対応していないという致命的なことに気が付かずかなり困りましたが)

なぜこの2本を切るのか(わかりませんでした)

別に切らなくてもそのままP26,P30につなげばFT232で通信できるのでは!?と思わなくもないのでやったのですが当然無理でした.成功したので気分がいいため,このRS232変換ICであるADM3202の挙動を調べました.
ADM3202のデータシートを読むと……わかりませんでした(回路を理解する心が湧かなかった).

なんとなく,
RS232Cでは±12Vを(今回はCH1の24,25で)入力しADM3202の内部にある電圧を変換する回路で3Vに変換している.
TTLレベル(今回は3.3VをCH2の23,25)で通信するFT232ではこのボードの本来の使い方であるADM3202の入り口とは違うため,ADM3202の入力上にあると書いてあるプルダウン抵抗がないためグランド直通だからすべて持っていかれている,のかなぁ……(知りません)

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