はじめに
この記事はLITALICO Engineers Advent Calendar 2024 カレンダー1の9日目の記事です。前日8日目は、@kamesennin による「中期開発PJTの失敗を防ぎ、成功へ導くレビュー戦略」でした。
プロダクト本部プロダクトエンジニアリング(PE)部基盤グループに所属している @eito_katagiri-litalico です。「PE Tech Evening」という社内技術交流の場を1年以上運営してきています。この場の目的や運営方針などを記事にすることで、LITALICO社内外のエンジニアの方々で同じような場を運営したいと考えている方に参考にしていただければと思います。
イベントの目的
PE Tech Evening を立ち上げたのは、約2年前に入社してから、PE部内の各グループで、Ruby on Rails や Next.js(Vue.js)など同じような技術スタックを使用しているのですが、グループ間での共有や相談があまり活発に行われていないと感じていたためです。
このイベントを通じて、グループの壁を越えた技術交流の「場」を作れたらいいなと考えています。定期的に技術について話せる機会があれば、自然とエンジニア同士の対話も生まれてきて、共有や相談が活発になって欲しいなぁと期待しています。
イベントの生い立ち
最初は「仕事ナビ」グループ内での技術共有ミートアップとして、約2年前に始まりました。ゲリラ的に開催していましたが、回を重ねていくうちに他のグループからも参加者が現れてきたので、この取り組みをPE部全体のイベントとして、2023年7月に「PE Tech Evening」として立ち上げました。
運営方針
運営方針は、「頑張らずに定期的に場を開催し続ける」です。発表する側も運営する側の負担を少なくするために、以下のような運営をしています。
- 発表時間は1時間以内であれば短くても大丈夫です。残りは質疑応答やディスカッションの時間に充てます
- 発表内容は技術・エンジニアリングに関することであれば特に制限はありません
- 発表者がいない場合は、座談会形式でのディスカッションのような形式にして運営側が発表者探しに奔走する必要が無いようにしています
- 運営する側は複数人で委員会方式として、負担を分担するようにしています
開催形式と実績
開催スケジュール
- 定例会:毎月第1・第3金曜日
- 時間枠:1時間(17から18時)
これまでに約32回開催してきて、毎回10名から20名くらいの方に参加いただいています。開催形式はこんな感じでいろいろ試してきました。
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技術共有セッション
- 実務で使った技術の調査報告
- 社内読書会での学びの共有
- 気になる技術トレンドの紹介
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Lightning Talks(LT)
- 複数の方による短い発表
- いろんな視点からの技術トピックの共有
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ワールドカフェ形式の座談会(3回開催)
- テーマ(例: GitHub Copilot や ChatGPT などの活用について)を決めてのグループディスカッション
- みんなで意見を出し合える双方向の対話
今後の展望
PE Tech Evening に参加したことがない方や、発表経験のない方にも気軽に参加や発表してもらえるよう何か工夫ができないかと考えています。
技術について話をするという場を定期的に開催してリズムを作ることで、将来は、PE部のエンジニアが主体的に自然と集まって技術について語ったり相談しあえる場になっていけると良いかなぁと思っています。
また、エンジニアリング統括部全体での新しい技術交流の場を作って、プラットフォームエンジニアリング部の方とより広い組織での交流や共有の場ができたらいいなとも考えています。
おわりに
PE Tech Eveningは、「技術的な交流ができる場」として、これからも細く長く続けていきたいと思っています。そして、もっと広く組織の枠を超えた同じような技術交流の場を新たに作ることができればとも思っています。場を作り続け、そこに人が集まり、自然と技術の対話が生まれることを目指して、これからも続けていきます。
明日10日目は、@yknoguchi による「技術ではないこと書きそうです」だそうです。何を書くのか楽しみですね。