はじめに
何事においてもアウトプットは大切だと思います。この前、カレーを作っているとき料理のプロセスが良いアウトプットの手順とリンクできるのではないかと考えたので、検証していきます。
まずはカレーを作ってみる
カレーは料理の中でも結構簡単なレベルに位置すると思いますが、それゆえに様々なこだわりや工夫の仕方は多岐にわたります、ここでは一般的な作り方をおさらいしてみます。
カレーの作り方
① 材料の準備
② 食材の加工
③ 鍋に入れて炒める
④ 水とルーを入れる
⑤ 味を調える
⑥ 盛り付ける
こんな感じでしょうか
カレーはいくつもの野菜を使用しますし、ごはん・パン・麺のどの炭水化物にも相性がいいので、かなり完成された料理といっても過言ではありません。子供から大人までどの年代でも上位に組み込んでいるのも納得でしょう。
アウトプットの手順を考える
先ほど挙げたカレーの作り方を元にアウトプットの手順を考えてみましょう。
材料の準備
まずは、必要な材料を準備しないと始まりません。これまでに得た知識や現在学んでいること、発信したいことなど必要に応じて自分の中にインプットしていきます。カレー作りでもたくさんの種類の野菜を入れたり、お肉の種類を選んだりするように、目的とするものに適した食材や鍋などの道具をそろえることが重要です。
具材の加工
カレーに入れる具材を一口大に切るように、集めた知識や技術を適切に加工しましょう。具材を切る包丁という道具は使い方によって危険が伴う場合があります。それと同じように各種ツールも使い方や原理をしっかり理解する必要があるといえるでしょう。
鍋に入れて炒める
さあ、集めて加工した各種具材を一つにまとめるフェーズです。鍋の大きさや形を適切に選択して具材を炒めましょう。炒めるときの火加減は超大事です。弱いと時間がかかってしまう、強いとすぐに焦げてしまいます。ところで、アウトプットにおける火加減は何に当たるのでしょうか。
水とルーを入れる
水とカレールーを加えるのは、インプットした知識や加工したアイデアに深みと方向性を与えるようなものです。水は知識を広げるための追加情報や背景知識を象徴し、ルーはそれらを結び付けて具体的な形にするための理論やフレームワークと言えるでしょう。この段階でカレーの基本的な味が形成されるように、アウトプットの主要なメッセージやコンセプトがこの時点で明確になります。
味を調える
ここでは、カレーの味を細かく調整するように、アウトプットを微調整します。追加のスパイスや調味料は、アウトプットに深みや独自性を加える追加情報や新しい視点を加えることを表しています。スパイスや隠し味は適切なバランスと調和を見つけることが重要で、これによりアウトプットはより魅力的で説得力のあるものになります。
盛り付ける
最後完成したカレーをきれいに盛り付けしましょう。盛り付け方一つでカレーの印象が大きく変わるように、アウトプットの形式や方法、伝え方によってその効果は大きく異なります。清潔な皿に美しく盛り付けることで、アウトプットはより多くの人に受け入れられ、影響力を持つことができます。
おわりに
「作ったカレーは一晩寝かせると味が良くなる」とよく言われます。完成した成果物も一晩寝て、スッキリした状態で見直してみると、改めて気づくことがあるでしょう。
さらに、料理は何度も作ることでより良いものができたり、以前よりも短い時間で効率よくできたりします。アウトプットも何度も行うことで、より良いものが短時間でできるようになると信じています。