近年、EC サイトの構築において世界的にシェアを拡大している Shopify は、日本国内でも多くの事業者が注目しており、迅速かつ柔軟にオンラインビジネスを立ち上げるうえで欠かせない存在となっています。一方で、販売する商品によっては年齢制限が必要なケースも存在するため、年齢確認 や チェックボックス の導入は法令遵守(コンプライアンス)や安全な購入体験の観点からも非常に重要です。
本記事では、Shopify 年齢確認 チェックボックス というテーマに焦点を当て、実際にどのようなアプリを使って実装できるのかを詳しく解説します。具体的には、計 5 つのアプリを紹介します。
1つ目として、「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」 を徹底的に掘り下げ、インストールから設定方法まで詳説します。次に、そのほかのアプリを 4 つ取り上げ、各アプリの特徴を表にまとめたうえで短い解説も追加します。
年齢制限の商品を取り扱う事業者の方や、適切な確認フローを整えたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
今回は、以下の記事を参考にしています。
- Shopifyで年齢確認のチェックボックスを実現できるアプリ8選を徹底解説!
- Shopifyで年齢確認のチェックボックスを実装する方法を考察
- 【2025 年】Shopify で年齢確認のためのチェックボックスを実現する方法は?おすすめアプリも紹介!
- Shopifyで商品ごとの年齢確認チェックボックスを設置できるアプリについて徹底解説|ご利用ガイド
Shopifyにおける年齢確認チェックボックスの重要性
Shopify でオンラインストアを運営していると、アルコールやタバコ、あるいはアダルトグッズ、年齢制限が必要な映像作品やゲームソフトなど、年齢制限を求められる商品を扱う シーンに出くわすことがあるでしょう。誤って未成年者が購入してしまわないようにしっかり対策を行うことは、ショップの信頼性や安全性を保つうえでも欠かせません。
加えて、日本国内では未成年者の飲酒・喫煙防止やコンテンツ販売の適切化が厳格に求められているため、販売事業者が 「きちんと年齢確認を行った証拠」 をシステム上で残しておくことは、コンプライアンス面でも大きな意義を持ちます。
そうした背景から、購入ページやカート画面にチェックボックスを設置し、ユーザー自身に年齢を確認させる仕組み は、スムーズな買い物体験と法令順守を両立させるために非常に有効です。
シンプル年齢確認チェックボックスアプリ
はじめにご紹介するのは、特定の商品に対して年齢確認チェックボックスを追加できる 「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」 です。ここでは、実際のストアへの導入手順から、テーマへの反映方法、デザインのカスタマイズ方法まで、詳しく説明していきます。
本アプリを利用することで、商品ごとに年齢確認が必要なチェックボックスを導入し、チェックを行わない場合は購入を防ぐ などの運用が簡単に実現できます。
はじめに
「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」 は Shopify 公式アプリストアから追加できる拡張機能です。Shopify が EC サイトのプラットフォームとしての役割を果たすのに対して、アプリは機能を拡張するプラグインのような位置づけです。
このアプリを導入すれば、商品の販売ページにチェックボックスを表示 し、「この商品は 20 歳以上の方のみ購入可」などのメッセージを出すことが可能になります。さらに、チェックを入れないとカートに入れられない・購入できないように設定することで、未成年者の購入をシステム上で制限 できます。
興味のある方は、以下のリンクからアプリを確認してみてください。
シンプル年齢確認チェックボックスアプリ
「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」でできること
下記の画像のとおり、本アプリを導入すると対象の商品ページに年齢確認チェックボックスを設置し、ユーザーの操作がない限り購入させない仕組みを作ることができます。
コンプライアンスのための年齢確認を実現できる!
行政指導や法令順守の観点から、「販売者が責任をもって年齢を確認しなければならない」とされている商材は少なくありません。以下のように、本アプリではチェックボックスの導入により 確実に年齢認証を行い、証跡として残す ことができます。
商品ごとにチェックボックスの表示・非表示を設定できる!
取り扱い商品がすべて年齢制限に該当するわけではない場合、特定の商品だけ にチェックボックスを出したいという要望は多いでしょう。本アプリでは、管理画面で対象商品を選択できるため、年齢制限が必要な商品のみを狙って年齢確認フローを追加できます。
チェックされていない場合に購入を防止できる!
チェックを入れずにカートに進もうとするユーザーがいた場合、警告メッセージを表示したり、購入ページに遷移できないようにすることで 未成年購入を抑制 できます。
年齢認証の情報は商品のプロパティに保存される!
実際にチェックが入れられた情報は、Shopify 側の商品プロパティとして保存されます。何かあった際にも 「チェックを入れた事実」 を受注情報から参照できるため、監査やトラブル対応時の証拠 として役立ちます。
ノーコードでさまざまな設定をできる!
年齢確認の表示文言やデザイン、チェックボックスの配置などを、コードの編集なしでカスタマイズ できます。ノンデザイナーや開発経験が少ない方でも、管理画面から直感的に設定を行えるのが便利です。
1 クリックでテーマに追加できる!
導入時に面倒なテンプレートの編集やコードの差し込み作業は不要。1 クリック でアプリブロックがテーマに追加されるため、導入ハードルが非常に低く、すぐに年齢確認を始められます。
シンプル年齢確認チェックボックスアプリのインストール
ここからは、実際に 「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」 をストアへ導入する手順を解説します。
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ストア管理画面 の左下にある「設定」をクリックします。
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表示されたメニューから「アプリと販売チャネル」を選択し、遷移先の画面で「Shopify App Store」をクリック。Shopify App Store へ移動します。
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Shopify App Store の検索欄に
「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」
と入力し、該当アプリの詳細ページを開きます。 -
アプリの詳細画面で「インストール」をクリックし、ストアへの追加作業を進めます。
このアプリは月額 $6.99 で提供されており、海外ストアでも問題なく導入できます。 -
次画面で権限リクエストなどが表示されるので内容を確認し、「インストール」を完了してください。
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インストール完了後、以下のようなアプリ管理画面が表示されれば成功です。
シンプル年齢確認チェックボックスアプリのアプリブロックをテーマに追加
アプリのインストールが完了したら、実際のストア上に年齢確認チェックボックスを表示するために テーマへの追加 を行います。
自動でアプリをテーマに追加
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インストールしたアプリを開き、管理画面にアクセスします。
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「テーマに年齢確認機能を追加」の項目で、「テーマを選択」プルダウンからチェックボックスを追加したいテーマを指定します。
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「テーマに追加」ボタンをクリックすると、テーマ編集画面が開きアプリブロックが組み込まれます。
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テーマ編集画面で表示確認ができたら、「保存する」をクリックして有効化します。
手動でアプリをテーマに追加
自動追加がうまくいかない場合や、別のテーマへあえて細かく調整しながら追加したい場合は、下記の手順で手動でアプリを組み込みましょう。
- アプリ管理画面に戻り、「テーマに年齢確認機能を追加」で該当のテーマを選択し、「テーマをプレビュー」をクリックします。
- 遷移先の画面で「アプリを埋め込む」セクションに移動し、「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」のスイッチを ON に切り替えます。
- 「保存する」をクリックして有効化を確定します。これで手動追加も完了です。
シンプル年齢確認チェックボックスアプリのカスタマイズ
アプリブロックの追加が完了すると、テーマエディタの「アプリを埋め込む」欄で 「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」 をクリックして、各種設定やデザインを自由に調整できます。
対象商品の選択
「年齢確認が必要な商品」を選択します。アプリ側の管理画面やテーマエディタ内で、個別の商品やコレクション単位で指定が可能です。
年齢確認メッセージの表示設定
ユーザーに提示する 年齢確認メッセージ を表示するかどうかを切り替えたり、メッセージ内容(文言・サイズ・色など)を変更できます。
見出しや本文の文字色・サイズ・余白など、視認性に配慮した調整も可能です。
チェックボックスの表示設定
チェックボックスそのものの文言やサイズ、カラーなどを調整できます。
ユーザーがチェックを入れた際、商品プロパティとして 何という名前 で保存するか(プロパティ名)も指定可能です。
アラートメッセージの表示設定
チェックなしで購入を進めようとした場合、警告文言やモーダルを表示して再確認を促せます。
その他の設定
追加でカスタム CSS を入力し、デザインをより細かく調整することもできます。
終わりに
以上が 「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」 の導入方法と設定概要です。
購入直前の段階で 「私は 20 歳以上です」 とチェックさせる仕組みは、事業者の責任を果たすうえでも有効であり、未成年購入を抑制するためにも大きく寄与します。チェック結果が商品プロパティとして保存されることで、後日記録を遡れる点も心強い仕様です。
重ねて、アプリの詳細は以下のリンクからご覧いただけます。
シンプル年齢確認チェックボックスアプリ
TnC: Terms and Conditions Box
続いてご紹介するのは、チェックボックス導入に特化したアプリというより、利用規約への同意 を求める場面にも使える汎用的なツール 「TnC: Terms and Conditions Box」 です。年齢確認用途だけでなく、配送規約や返品ポリシーへの同意を取得する際にも活用できます。
アプリ概要
項目 | 内容 |
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アプリ名 | TnC: Terms and Conditions Box |
開発者 | Effective Apps |
価格設定 | 無料インストール(使用回数に応じて課金される Pay-as-you-go プラン:最大 $5/月)、または月額 $4.99 の Basic Plan |
ハイライト | - Shopify POS との連携 - Express Checkout(PayPal、Apple Pay など)にも対応 - 特定の商品・国のみチェックボックスを表示可能 |
評価(執筆時点) | ★★★★★ (652 件) |
連携対象システム | Shopify POS、UpCart、Easy Appointment Booking App など |
カテゴリ | カートのカスタマイズ 、法務関連 |
インストールページ | TnC: Terms and Conditions Box (Shopify App Store) |
TnC は、カートページや Ajax カート上に 「I agree to ~」 チェックボックスを挿入できるアプリです。利用規約、返品規定、年齢確認など、何かしらの事柄にユーザー同意が必要な場面で汎用的に活躍します。
ワンポイント解説
本アプリは 「同意条項の明示」 を行わせるために設計されているため、年齢確認チェックにも応用しやすい点が大きな魅力です。チェックをしない限りは購入を進められないように制御する仕組みはもちろん、PayPal や Apple Pay など**「今すぐ購入」系のボタン** に対しても同意を強制できます。
法務関連の要件が多いショップや、購入フロー全般で同意項目が必要 な事業にとっては便利な選択肢となるでしょう。カートページだけでなく、Ajax カートドロワーへの対応があるのも見逃せないポイントです。
Age Check Age Verification Ace
3 つ目は Zooomy が開発している 「Age Check Age Verification Ace」 です。ポップアップ型で年齢確認画面を表示し、ユーザーに誕生日入力や YES/NO ボタンを求める構成になっています。
アプリ概要
項目 | 内容 |
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アプリ名 | Age Check Age Verification Ace |
開発者 | Zooomy |
価格設定 | 月額 $3.99(7 日間の無料トライアルあり) |
ハイライト | - Dawn など最新テーマに対応 - 誕生日入力または YES/NO ボタンによる年齢確認 - モバイル・タブレット対応 |
評価(執筆時点) | ★★★★☆ (73 件) |
カテゴリ | 法務関連 、ポップアップ |
インストールページ | Age Check Age Verification Ace (Shopify App Store) |
ワンポイント解説
こちらのアプリは、ストアに入った段階 でポップアップを表示し、年齢を選択または確認させるタイプです。誕生日入力を実施させることで、より厳密な制限をかけられるのが特徴といえます。誕生年・誕生日を選択する形式ではあるものの、入力自体はユーザーの申告ベースなので、「法的にどこまで責任を負えるか」 は事業者自身で判断が必要です。
それでも、特定の商品に限らず 全ページで年齢確認が必要 な業種(タバコやアルコール、成人向けグッズ専門店など)には適した構成と言えます。UI としてはシンプルで、月額も安いので試しやすい点もポイントです。
AgeCheck‑ Age Verification
4 つ目のアプリは 「AgeCheck‑ Age Verification」 です。固定料金で一度支払えば使い続けられるタイプなので、サブスクリプションコストを抑えたい 事業者におすすめできます。
アプリ概要
項目 | 内容 |
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アプリ名 | AgeCheck‑ Age Verification |
開発者 | appstronauts |
価格設定 | 一度限りの請求: $49 |
ハイライト | - デスクトップ・タブレット・モバイル対応 - アプリ独自のカスタマイズ可能なポップアップ - 18+ / 21+ などの制限設定 |
評価(執筆時点) | 評価なし(2025年2月現在リリース間もないためかレビュー 0) |
カテゴリ | 法務関連 、ポップアップ |
インストールページ | AgeCheck‑ Age Verification (Shopify App Store) |
ワンポイント解説
AgeCheck は 「年齢確認ポップアップ」 を簡単に導入できるアプリです。18 歳以上なのか、21 歳以上なのか、などの設定を ノーコードで切り替え られます。料金体系がサブスクではなく ワンタイム$49 なので、長期運用を考えればトータルコストが抑えられるでしょう。
デザインはある程度柔軟に変更でき、店舗のブランドカラーに合わせられるのも利点です。レビューがまだ少ない点が気になる場合は、事前にデモストアで動作や表記を確認してから導入を検討するとよいでしょう。
1account Age Verification
最後は 「1account Age Verification」 をご紹介します。こちらは高度な ID アップロード や ドキュメント認証 を提供しており、より実践的に年齢確認を行いたい場合に最適です。
アプリ概要
項目 | 内容 |
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アプリ名 | 1account Age Verification |
開発者 | 1Account |
価格設定 | 無料インストール(データ照合につき £0.40/件、月額最低 £100) |
ハイライト | - リアルタイムで年齢認証 - 顧客が ID をアップロードして照合できる - 自動メール追跡機能 |
評価(執筆時点) | ★★★★☆ (3 件) |
カテゴリ | 法務関連 |
インストールページ | 1account Age Verification (Shopify App Store) |
ワンポイント解説
従来の年齢確認アプリは「ユーザーの自己申告」に頼るケースが多いですが、1account は 外部データベース と連携し、ID アップロードを含めた本格的な照合を行えるのが大きな特徴です。未成年の購入を徹底的にブロックしたい業態(オンラインカジノ、タバコ・アルコール販売など)に向いています。
注意点としては、コストが £0.40 / 回 の従量課金で、さらに月額最低 £100 のしきい値が設定されています。大量販売や高リスク商材を扱う場合には、安全性やコンプライアンス強化のために投資を検討する 価値があるといえるでしょう。
まとめ
ここまで、Shopify で年齢確認のチェックボックスを実装する方法 として、5 つのアプリを紹介しました。
まずは、「シンプル年齢確認チェックボックスアプリ」 を導入すれば、ノーコードで商品ごとにチェックボックスの設置・文言調整ができ、確実な年齢認証フローを作れます。年齢確認情報をプロパティに保存しておけるため、何かあったときの証跡にもなり、法令遵守の観点から見ても安心度が高いでしょう。
そのほかのアプリでは、利用規約への同意チェックボックスを流用して年齢確認に使える TnC: Terms and Conditions Box や、誕生日入力ポップアップを表示する Age Check Age Verification Ace、ワンタイム料金で導入できる AgeCheck‑ Age Verification、そして本格的な ID 照合を行う 1account Age Verification と、用途や予算に応じて選択肢が豊富にあります。
年齢確認フロー実装のポイント
- どのタイミングで確認するか:ストア全体へのポップアップか、商品詳細ページなのか、またはカート内か。
- 確認方法の厳格さ:ユーザーの自己申告ベースか、ID アップロードまで行うのか。
- コストと運用:月額定額・従量課金・ワンタイム課金などの料金モデルを比較し、自社の規模や扱う商品に合った方法を選ぶ。
- ユーザー体験への配慮:あまりにステップが多いと購入意欲を削ぎやすい。適度にシンプルかつ要点を抑えた導線づくりが大切。
法令を遵守するのはもちろん、安全かつ気持ちよい購買体験 を提供するためにも、年齢確認のプロセスは重要です。Shopify を使えば、多数のアプリを利用して容易に実装できるので、この記事で取り上げた情報をもとにぜひご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。Shopify 年齢確認 チェックボックス をキーワードに、ストアの安全対策やコンプライアンス強化に役立てていただければ幸いです。もし気になるアプリがあれば、無料トライアルやデモストアを活用して、機能や操作性をじっくり確かめてみてください。ショップ運営の一助となることを願っています。
今回は、以下の記事を参考にしています。