目的
AWS Card Clash というゲームを通してAWSへの知識を学べる素晴らしいものがあります。
現在は英語のみ対応していますが、ゲームの操作性は直感的なため、チュートリアルをこなせば誰でもルールは把握できるかと思います。
ということで、今回はチュートリアルの解説をして本ゲームを布教していきます。
公式ページは↓ AWS Skill Builder のアカウントが必要になります
AWS Card Clashとは
3Dバーチャルカードゲームで、AWSクラウドサービスに関する知識を深められるゲーム型の学習コンテンツです。
2024年3月現在は「Cloud Practitioner」と「Solutions Architect」の2ステージがリリースされています。
盤面の把握
ゲームが始まると空のスロットで構成されたアーキテクチャ図が表示されます。
赤枠の部分には作るべきアーキテクチャの概要が記載されています。
これはAmazon S3 トリガーを使用してサムネイル画像を作成するアーキテクチャですね。
ググると答えが出てきてしまいました。
勝利条件
ゲームの勝利条件はデッキにあるAWSサービスカードを使って盤面のスロットを全て埋め、その時の獲得ポイントが多いほうになります。
アーキテクチャが完成するか、プレイヤーがデッキのカードを使い果たすとマッチは終了します。
最終的にスコアが高いほうが勝利となります。(青->自分、黄->敵)
マッチ開始 (1ターン目)
実際にマッチが始まると手札が6枚になるようにデッキからドローし、ターン制でお互い行動します。
その際に重要になってくるのはエネルギープールです。
このエネルギーはアーキテクチャのスロットを占領するのに必要とされるポイントになります。
これはターン開始時に1ポイントが加算されます。
次に、自ターンで行うことを便宜上、以下の3つのフェーズに分けて解説します。
- 準備フェーズ
- 行動フェーズ
- 終了フェーズ
準備フェーズ
エネルギーはAWSのエナジーカードを使う(ボード上にドラッグする)ことでも追加することができます。
今回は「AWS Management Console」カードを使います。
カード右上に「+1」と書かれているのが追加されるポイントになります。
ただし、エネルギーポイントの追加は1ターンに1回までしかできません。
エネルギーポイントの追加は1ターンに1回まで
行動フェーズ
では次に実際に盤面のスロットにサービスカードを置いていきましょう。
例えば、左側の最初のスロットにカードを置くには2つのエネルギーポイントが必要になります。
スロットをクリックすると、そこにどんなサービスを置けるかのヒントが表示されます。
また、後ほど説明するセキュリティカードについても、何が使えるかのガイドが表示されます。
今回は「どこからでも任意の量のデータを取得するために構築されたオブジェクトストレージ」(直訳)と書かれていますね。
では手札にそれっぽいサービスカードがあるか見てみましょう。
カードを選択し、「?」マークをクリックすることでそのカードの説明が表示されます。
内容を見るとそれっぽいことがかかれているので、スロットに置いて(ドラッグして)みましょう。
スロットに書かれていた 2ポイント が自分のスコアになったかと思います。
また、自身のエネルギープールは 0 になりました。
行動フェーズはエネルギープールが続く限り何回でもカードを置くことができる
終了フェーズ
行動ができなくなったら終了フェーズに入ります。
このフェーズでは手札にある不要なカードを捨てることができます。
今回のアーキテクチャでは不要なカードや、要らないと思ったカードを捨てましょう。
ここで捨てないとターン開始時のドロー枚数が減ってしまいます。(最大手札6枚)
※チュートリアルでは一回全捨てになります。
構成に不要なカードだけでなく、デッキを回すためにあえて捨てる選択をとるのも1つの戦略
相手のターンになります。
2ターン目
ターンが開始されるとデッキから手札が6枚になるようにドローされます。
空いてターンのときにこちらのS3バケットのスロットが盗まれました。
このターンではS3バケットスロットを取り返します。
盗まれたスロットをクリックして確認すると、そのスロットの情報が見れます。
盗み返すのに必要なポイントが3コストとなっていますね。
スロットを盗む際はコストが高くなる
準備フェーズ
では、1ターン目同様に進めていきましょう。
今回は3ポイントのエナジーカードがあるため、それを使います。
行動フェーズ
では手札のS3バケットカードで相手のスロットを盗み返しましょう。
盤面のスコアやエナジープールの値が変動したかと思います。
次にまたS3バケットのスロットが盗まれないようにセキュリティカードを使います。
こうすることでセキュリティカードを付与したスロットは相手にとられなくなります。
ただし、このセキュリティカードを使う場合にもエナジーポイントが表視されるので、セキュリティをかける優先順位には気をつけましょう。
これでエナジープールが0になったので、2ターン目の行動フェーズは終了です。
セキュリティを固めるか、コストを削減するか、まるで現実のようなトレードオフを考えさせられる
終了フェーズ
1ターン目同様のため割愛
3ターン目
相手の行動が終わり、3ターン目になると以下のような盤面になっているかと思います。
あとは1,2ターン目同様の手順を行い、アーキテクチャを完成させればゲーム終了となります。
ただし、1点注意が必要です。
間違ったカードをスロットに入れてしまった場合、エナジープールから-1されてしまいます。
※チュートリアル中はされません。
では、最後は正しいカードを背っといてEND TURNしましょう。
間違ったカードをスロットに入れてしまった場合、エナジープールから-1される
マッチ終了
本ゲームの構成を学びたい方は「LEARN MORE」を押下すれば該当の参考ページへ飛べます。↓
チュートリアルの後は
2024年3月現在は「Cloud Practitioner」と「Solutions Architect」の2ステージがリリースされています。
それぞれ複数の面が用意されています。
また、ステージごとに特有のギミック(お邪魔虫)もあったりと、なかなかゲーム性に富んでいました。
是非このゲームを通して楽しみながらAWSへの知識を深めていってください。
まとめ
たかがゲームと思っていたが、構成図を常に見ながらプレイすることによって自然と覚えられる工夫がされていると感じました。
このゲームで遊ぶだけでも一通りの主要なサービスを使った構成は学べるのではないでしょうか。
インフラがクラウド化になったといっても、初学者からすればAWSの実機を触るのもハードルが高かったりします。
まずはこういったゲームを通して楽しみながら学べるのは非常にいい手段なのではないでしょうか。