応用情報技術者試験に2回目で合格した話
初めまして。初投稿させていただきます。
令和5年春期の応用情報技術者試験(AP)に合格しました。
※正答率は午前:76.25% 午後:76.00%でした。
令和4年秋期の試験で落ちたことも踏まえてこれから受ける方々のお力になれればなと思いこの記事を書かせていただきます。
自己紹介
※試験や勉強法についてだけ読みたい方は飛ばしてください。
- WEBアプリケーション開発を主に行なっているSE
- 社会人4年目
- 基本情報合格済み
- SEだけどプログラミングは得意ではない
- 顧客折衝の部分は詳しくない
こんな感じです。
業務内容は応用情報技術者試験の出題範囲にはあまり被っていませんでした。
勉強期間は令和4年秋期と令和5年春期合わせて約5ヶ月で300時間ほどだと思います。(ちゃんとやれる人なら3ヶ月もあれば十分かと思います。)
勉強方針と試験について
結論から書きます。
応用情報技術者試験において私から伝えたい点は以下になります。
- 受かるだけなら過去問道場のみで可能。
- 午前問題の勉強に時間をかけ過ぎない。
- 午後問題の勉強は時間をケチらずじっくり進める。
- 試験では回答用紙には名前を書く、選択した問題に丸をつけることを忘れない。
- 難しいと思ったら勉強した分野でも後回しにする(それか捨てる)
それぞれ解説させていただきます。
興味がある、参考にしたい部分だけお読みください。
過去問を沢山解こう
私が過去問演習には過去問道場をお勧めします。理由としては無料で提供されていて解説まで丁寧にされているという点です。
※誤解されないよう申し上げておきますがテキストを購入して学習することやオンライン教材を使用しての勉強を否定しているわけではありません。もちろん自分に合った勉強法を選択いただければと思います。
まず応用情報の午前試験は過去問からの出題が多く半分ほどは過去問から出題されます。
※最近は基本情報、高度情報からの出題数も増えているため鵜呑みにはできませんが。。。
直近2回分の過去問は出ないと言われていましたので私の場合は平成28年秋期〜令和3年秋期の10回分の過去問を主に実施し、試験では令和4年秋期も令和5年春期も7割以上得点できました。
午後試験の過去問も解説が詳しく記載されているため、正しく理解できれば問題なく試験合格のレベルには達せると思います。
午前問題演習は1ヶ月で仕上げよう
午前問題に関してですが表層的な知識が幅広く問われます。
あまり深い知識は要りませんので点数はやればやるだけ伸びます。(過去10回分を5周ほどしましたが平均正答率は9割ほどになっていたかと思います。)
1周目はちゃんと解いて解説見て復習、2,3周目は隙間時間に携帯でポチポチしておけば8〜9割程度は正解できるようになると思います。
できるだけ早めに数をこなし午後の問題演習に移りましょう。
令和4年秋期は午前の勉強に時間をかけ過ぎて午後対策が疎かになり本番全然解けず落ちました。
※令和5年春期午前の結果
午後問題演習は時間をかけよう(重要)
受験者が不安になるのは主に午後だと思います。
午前に比べて手軽に勉強できない。そもそも勉強の方針が決まらない。何を選択すれば良いかわからない。勉強しても難しいのが出たらどうしよう。
様々な不安要素があると思います。
そんな午後問題の勉強法ですがどの問題でも共通して大事だと思ったことは解説や問題文の知らない単語をしっかり理解することと正答率を可視化して得手不得手を明確にすることです。
解説や問題文の中で知らない単語(名称)は必ず出てくると思います。ここで理解を怠ると何を実現するための技術なのか、何を目的とした制度、システムなのかといったことが曖昧になってしまいます。
ここを曖昧にしないことが午後問題を解く上での鍵となります。
理由は記述式の解答のため基礎知識が曖昧だと解答も的外れになってしまう恐れがあるからです。
これが伝えたくてこの記事を書いたと言っても過言ではありません。
是非勉強を始める際は面倒でも時間をかけてわからない単語を無くしていくことをおすすめします。
また正答率を可視化したことも受かる上で重要な要素だったと思います。
※こんな感じでスプレッドシートにメモしてました。
メモに使ったスプレッドシートのリンクを貼っておきます。自由にダウンロードして使ってみてください。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1UweFudCmgGuHmKtW3OW2W0KcUdblcwlHo1GdTd7MkvU/edit
私はこれで比較的得意な分野をセキュリティ含めて7つ選んで本番選択する問題の候補を決めました。
※令和5年春期実際の午後の選択科目
試験本番について
試験本番はマークシートの生年月日や名前、受験番号、午後は選択問題マークも試験時間内に行わなければなりません。これが正しく記入されていないと採点されない可能性があります。
※午後問題選択の例
令和4年秋期は問題解いた後に丸つけようと思って放置していたところ、丸をつけ忘れ採点されませんでした。
※令和4年秋期の結果
こうなると酷く悔しい気持ちになるので私の二の舞にならないようにこれから受験される方は気をつけてください。
また本番は対策した問題が簡単とは限りません。
しかし悲観することはありません。応用情報の午後問題は必ず当たり問題があります。
応用情報技術者試験は約20%の受験者が合格する試験です。どこかしらで難易度が調整されています。
私もネットワークを40回ほど解いて対策をしたつもりでしたが本番は全然解けず10分で組み込みシステム開発に乗り換えました。
少しでも難しいと感じたら後回しにして良いと思います。(時間が足りなくなる恐れがあるため。)
最後に
ここまでお目通しいただきありがとうございます。
私はあまり要領が良くないため、応用情報取得までは長い道のりに感じました。
その中で感じたこと、シェアしたいことが多くこのような長文となってしまいました。
1人でも多くの受験生の参考になれば嬉しいです。皆様の挑戦を応援しています。