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はじめに

本記事は錆びかけたRailsの知識を頑張ってアップデートするアドベントカレンダーの1日目です。
ウォームアップとして、自分を奮い立たせるために、N番煎じであろう、「ITエンジニアはアウトプットすべき」ということについて記事を書きます。

とりあえずキーボードをノリで叩いているものの、どれくらいのものが書けるかはよくわかっていません。

この記事の想定読者は自分を含めアウトプットに対して怠惰になっている全ての人々です。

少々不躾な文章になってしまうかもしれませんが、自分に対しても書いているのでそこはご容赦を。

アウトプットするメリット

この見出しを見て「そんなもん何十回も聞かされたよ」とうんざりしたかもしれません。しかし、何十回、何百回くらいでは足りないのです。人は毎日毎日同じことを聞かされ、行動して初めて身になる生き物です。少しくらいは心当たりがありますよね?という訳で、改めて自分の経験から、アウトプットするメリットを並べたいと思います。

理解が深まる

これはプログラミング学習についての教材をたくさん書いてきたから実感があります。
人に伝えるということは、伝えたい内容についてさまざまな角度から考えるきっかけになります。どういう順番で伝えればわかりやすいか、勘所はどこか、伝えるためには読者がどのような前提条件を持っていれば良いのか、図を使ったり、動画を使う必要はないのか、図を作るとすればどのような図にするのが良いか、どれくらいの文量にまとめるべきなのか、などです。
それによって自分の理解していないことが明らかになり追加で調べたりもしますし、間違ったことは伝えたくない/伝えられないというプレッシャーから正確な情報源を当たったり、複数の情報源を頼ったりします。
こうした積み重ねにより、自分が人に見せる文章を書くとそのテーマについて以前より理解が深まります。

人に伝えるスキルが高まる

理解が深まると同時に、どのように伝えればわかりやすいかを考えることになるのでわかりやすく伝えるスキルも伸びます。また、記事を公開した後に質問をもらったりフィードバックをもらう中で、自分だけでは思いもよらなかった改善点が見つかります。これは一人で情報をまとめているだけでは起こり得ないことです。ChatGPTなどのAIに添削してもらう術もありますが、やはり理解力も千差万別なたくさんの人に見てもらった方が、よりレベルの高い文章を書けるようになるでしょう。伝わりやすい文章を書くスキルは万能です。能力に自信が無い人がまず身につけるべきスキルとしておすすめです。

プレゼンスの向上

書いた文章は適切に管理すれば資産になります。
例えば技術ブログを書いておくことで、転職する際に評価につながるケースがあります。また、ブログを書いてます、と名刺代わりに伝えるだけで相手にとっての「評価の錯覚」につながることもあります。権威が発動するわけですね。エンジニアであれば「○○のイベントで登壇しました!」とやるだけでも結構効果があります(筆者体験談)。これを理解している人は、積極的に登壇し自身の価値を高めています。やる人とやらない人とでどんどん差ができていきます。

あとで役に立つ

これはエンジニアであれば実感が湧くと思うんですが、自分が困ってどうにか解決したり、面倒な手順を達成した時などはそれを記録に残しておくと必ず見返す日がやってきます。
面倒な環境構築のエラーだったりちょっと凝った実装をした時の記録などです。

アウトプットするコツ

言い古されたアウトプットのメリットはわかりましたね。「そんなんいわれてもどう始めれば良いかわかんないよ」という方のために、アウトプットのコツをお伝えします。

なんでも良いからブログサービスに登録する

わざわざ自分でWordpressとかを使ってブログを作る必要はありません。最初ははてなブログとか、Qiitaとか、Zennとかで十分です。それらであれば、いますぐ1分で会員登録を済ませて記事を書き始めることができます。親切な筆者はリンクを置いておくので、どれか選んで今すぐ会員登録をしてください。

とにかく書き始める

人の脳みそは、作業を始めることでその作業に没頭するという性質を持っています。
取り掛かってしまえば、勝手にヒートアップしてくれるというわけです。なので、ちょっとでも良いから作業にとりかかるよう工夫することが大事です。めんどくさいと思うことをやめましょう。はい、レッツゴー。
種明かしをすると、この記事自体がこのコツを使って書かれています。思い立ったが吉日ということで、つい30分前に書き始めました。意外ともうちょっとで書き切れそうなので頑張ります。

時間を制限する

「締め切り効果」と呼ばれる心理学用語があります。
人は締め切りに迫られると作業の能率が上がる、というものです(うろ覚え)
種明かしをすると、この記事自体がこのコツを使って書かれています。この記事は絶対に1時間以内に書くぞという締め切りを設けて書き始めました。なんとか間に合いそうなので頑張ります。

それ以外のことを全部後回しにする

人は言い訳をする生き物です。やるべきことはわかっているのに、それ以外のことに手をつけてしまいます。目の前に仕事が山積みな時ほど、ついつい部屋の片付けを始めてしまいますよね?わかります。しかし、メンタリストDaigoさんがタスクを片付けるコツ第一位としてこう言っていました。「やりたいこと以外の全てのことを後回しにせよ」と。実践してみるとあら不思議、確かにタスクが片付いていくではありませんか。その代わり一生部屋が汚いままな気がしますが、タスクが終わらないよりはマシですね。

うまく書こうと思わない

「こんな文章で大丈夫か?」→「大丈夫だ、問題ない。」
最初から質の高い状態を目指すのは無理です。誰だって初めはレベル1。経験値を積めば、自ずとアウトプットは洗練されていきます。誰もあなたの文章がうまいか下手かなんて気にしてません。最初は完成度2割で良いんです。

人に宣言する

あらかじめいつまでに何を書くということを周りに宣言し、自分にプレッシャーをかけましょう。
種明かしをすると(以下略

10歳年上になったつもりで考える

自分の年齢が10年上であるかのように考えてみてください。今、やるべきことを後回しにして娯楽に勤しんでいる場合ですか?行動しないうちに待ち受けているのは何も変わらない10年後の自分です。

コツは全て総動員する

これらのコツは全て同時に発動することができます。1つ1つが強力なので、組み合わせた時の効果は言わずもがな。人は環境に左右される生き物です。「こうした方が良い」ということがわかっているのであれば、自分の意思など信用せずに、とっとと環境の力を頼りましょう。きっと、将来の自分に感謝されるはずです。

とはいえまだアウトプットしたくないよ、、という方へ

言い訳は次から次へと湧いて出てくるものです。先回りして言い訳を考えて、成敗しておきます。

他の人も似たようなこと書いてるんじゃないの?

あなたも書くことによってより有益な情報が世間に届きやすくなります。書きましょう。

めんどくさい

それはなんでもそうです。まず書かないと脳みそがやる気になりません。書きましょう。

自分だってそんなに書いてないくせに!

コードレビューよろしく自分のことは棚に上げて言います。書きましょう。

終わりに

書いている最中に目がしょぼしょぼして文字がよく見えなくなり、思わずPCの縮尺を拡大してしまいました。悲しいですが目の衰えを感じますね。でも拡大すれば問題ないからヨシ!
他にもアウトプットするメリットやコツがあるよという方、ぜひ教えてください。

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