匿名性について調べて考えてみた
目次
1,導入
2,匿名性とは(調査結果)
3,匿名性とは(自分なりの見解)
4,まとめ
1,導入
今回、ブロックチェーン関係の論文を読んだのだが、匿名性の意味を正確に把握仕切れていなかったため、意味を捉え間違えてしまったところが多々あった。
なので、ここでは自分が今回調べて理解した匿名性について書きたいと思う。
もし間違い等の指摘がある場合はどんどんコメントください。
2,匿名性とは(調査結果)
匿名性が高い状態に関して、以下のサイトなどをみて調査してみた結果、自分は以下が適切な説明かと考えました。
匿名性が高い状態とはある特定の情報と特定の人物とが一対一で結びつかないこと。
上記に関する説明は次の章でできればと考えています。
以下には参考にしたページの一部を載せておきます。
「匿名性(Anonymity)とは、名前などの本人の身元を隠すこと」
→セコムトラストシステムズ[https://www.secomtrust.net/secword/anonymity.html]
「誰であるかが秘匿されており分からないようになっているさま、匿名であるという性質、および、その度合いを意味する表現。」
→実用日本語表現時点[https://www.weblio.jp/content/%E5%8C%BF%E5%90%8D%E6%80%A7]
もっとも参考になった匿名性に関する記事
→[https://www.wildhawkfield.com/2012/02/blog-post.html]
→[https://www.wildhawkfield.com/2011/11/blog-post_19.html]
3,匿名性とは(自分なりの見解)
匿名性が高い状態とはある特定の情報と特定の人物とが一対一で結びつかないこと。
自分は上記で匿名性とはではなく、匿名性が高い状態とは?に関しての説明をしました。その理由は、匿名性とは白黒のように二極化できるものではなく、白から間の灰色を通って黒になるグラデーションのように高いものから低いもののように並んでいます。この高い低いは特定の情報と人物とを一対一で結びつけることが容易であれば、低く、逆に困難であれば高いと見なすことができます。では一対一で結びつけるとはどういうことなのか。
例えば自分がインターネットで「Aさんのバカヤロー」と呟いたとします。この情報と発言した人物が容易に結びつけば匿名性が低いですが、そんな簡単には結びつくはずがありません。
ですが、この発言をしたのがTwitterで、そのTwitterに登録している名前が本名であった場合はどうでしょう。
この場合は
1,発言情報
2,実名
3,過去の発言履歴
など色々と情報が紐づくことで実際の人物と情報が結びつく可能性があります。
ですが、この場合も実名がよくある名前だったり、偽名だった場合は実際の人物と結びつく可能性が下がる可能性があります。
ですが、その偽名からさらに他の情報に結びつくことで本人が特定されてしまう可能性があります。
すなわち、一つの情報が他の情報と結びつき、情報群となることでより一人の人物と一対一で結びつく可能性が高まるのです。これを考えると完全匿名性なんて状態はほぼないことに気がつきます。もし完全匿名性の状態において発言をすることを考えるとすると、...無理ですね。
4,まとめ
1,匿名性が高い状態とはある特定の情報と特定の人物とが一対一で結びつかないこと。
2,すでに完全匿名性などという状態は存在しない。