RTL8710を入手したので、ソフトウェア書き込み方法について調査しました。
RTL8710はCMSIS DAPまたはJTAG経由で書き込みできます。
CMSIS DAP (LPC11U35 realtek の firmware)
- 自分的には、これがオススメ。
- CMSIS DAPとしてはLPC11U35FHI33/501のボードを用意し、Realtekから提供されているDAP FWを書き込みます。
- https://github.com/Ameba8195/Arduino/tree/master/misc/dap_firmware
- DAP_FW_Ameba_V10_2_3-2M.bin が動作すること確認しました。
- このファームウェアはLPC11U35FHI33/501用です。11U35でも別の型番だと動きませんでした。
- トラ技ARMライタにはLPC11U35FHI33/501が載っているので動作しました。
- Ameba と CMSIS DAPはGND,VCC,SWIO,SWCLKを配線
- DAP SWCLK - RTL8710 RTL00 4
- DAP SWIO - RTL8710 RTL00 6
- DAP 3.3V - RTL8710 RTL00 8
- DAP GND - RTL8710 RTL00 15
- CMSIS DAPとPCはUSBで接続します。
- 書き込みはMass Storage Class経由で行います。 DAPのドライブにram_all.binをコピーします。
その他の方法
J-Link + IAR EWARM
- Realtekが一番推奨する手順
- ドキュメント通りにやれば上手く行きます。
- J-linkとはJTAG or SWDを接続します。
- 書き込みはIAR EWARMから行います。
- ただし、まともに買うと高いです。
CMSIS DAP + IAR EWARM
- こちらも Realtek推奨の手順。
- Ameba と CMSIS DAPはSWDで接続します。
- CMSIS DAPとPCはUSBで接続します。
- 書き込みはIAR EWARMから行います。
- こちらも、まともに買うと高いです。
注意
- 書き込む時はFLASHの 0x9000-0xAFFFFを消すとMACアドレスやRFのキャリブレーションデータが消えます。