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BCM2711について

Last updated at Posted at 2019-07-01

Raspberry Pi 4 Model Bに搭載されているBCM2711についてまとめてます。

主にベアメタルのプログラミングするときのため用です。

BCM2711のオフィシャルドキュメント

BCM2711のDevice Tree

デバイスツリーを読むとBCM2711に搭載されているペリフェラルと接続が分かります。

こちらのデバイスツリーは何に使うのか不明です。(bcm2838を使った開発ボードかな。)

BCM2711のブート

  • BCM2711はVPU(VC6)でROMにあるコードを起動する。
  • その次にVPU(VC6)でSPI接続されたEEPROMにあるコードを実行する。
  • SD cardにbootcode.binがある場合はEEPROMにあるコードの代わりにbootcode.binを実行する。
  • bootcode.binは署名が必要です。
  • その後にARMを起動する。ARMの起動する冒頭部分のみソースコードが公開されている。
  • armstubs: Add BCM2711 support

CPU

  • ARM Cortex A72 1.5GHz x 4

GPU

割り込みコントローラ

  • BCM2835由来の独自割り込みコントローラ は見当たらない。
  • BCM2836由来の独自割り込みコントローラ は載ってるっぽい。(0x40000000)
  • ARM製割り込みコントローラ GIC400 (0x40041000)が載ってる。
  • どういうルーティングなのか分からん。
  • legacy interrupt controller を使うか、GICを使うかはconfig.txtで設定できる。
  • GICの初期化コードは armstubsに含まれている。
ARM_GICD_BASE 0xFF841000
ARM_GICC_BASE 0xFF842000
ARM_GIC_END   0xFF847FFF
  • PPI はコアごとの割り込み Generic Timerなど
  • SPI はコア共有の割り込み DMA, UARTなど

PCI Express

Ethernet

内蔵USBホスト

  • 内部バス接続 (0x7e980000)
  • RPI2と同じ synopsys designwareのUSBホストコントローラ (0x7e980000)
  • 電源供給用のUSB Type Cのポートにつながっている。 Deviceとしても動く。
  • BCM2711にもUSB3ホストコントローラ(xhci)を搭載しているっぽいが使っていない。

外付けUSBホスト

  • PCIeで外部のUSB3 Host controller VIA VL805に接続。xhci準拠。
  • VL805はPHYを4port分内蔵している。
  • Linuxで動くシンプルな初期化コード xHCI on RPi4

MMC/SD

  • emmc2, mmcnr, sdhostの3つを搭載
  • microsdスロットはemmc2に接続
  • Linuxドライバ drivers/mmc/host/sdhci-iproc.c
  • wlanはmmcnrに接続 nrはnon removeの意味
  • Linuxドライバ drivers/mmc/host/sdhci-iproc.c
  • sdhostは使っていない。拡張端子に割り当て可

I2S

H264 decoder, HEVC(H265) decoder, VP9 decoder

RNG

UART

  • uart2, uart3, uart4, uart5。PL011のUARTが4つ追加。

SPI

  • spi3, spi4, spi5, spi6。SPIが4つ追加。

I2C

  • i2c3, i2c4, i2c5, i2c6。I2Cが4つ追加。

GPIO

また更新する予定です。

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