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業務でよく使うGitコマンド10選とその使いどころ🔰初心者向け🔰

Last updated at Posted at 2025-05-14

はじめに

Gitに関する資料やリファレンスは多いものの、「実際の現場でよく使うコマンドって結局どれ?」という疑問を持つ方も多いと思います。

この記事では、私が普段の業務でよく使っているGitコマンドを厳選してご紹介します。
基本的な使い方と「どんなときに使うのか」をセットで解説するので、Git初心者や学び直したい方の参考になれば幸いです。


1. git status:現在の状態を確認

git status
  • 使いどころ:変更されたファイル、add済みのファイル、現在のブランチの状態を確認したいとき

2. git log --oneline --graph:履歴を簡潔に表示

git log --oneline --graph
  • 使いどころ:履歴をツリー状に視覚的に把握したいとき

3. git checkout -b ブランチ名:新しいブランチを作成して移動

git checkout -b feature/new-ui
  • 使いどころ:新しい作業用ブランチを作成するとき
  • 注意点:現在のブランチの状態がそのまま引き継がれるため、事前にコミットしておくのが安全

4. git stash:作業中の変更を一時退避

git stash
  • 使いどころ:急に他のブランチに切り替えたいけど、コミットはまだしたくないとき

  • 補足-uを付けると、新規作成ファイル(未追跡ファイル)も退避できる

  • 関連コマンド

    • git stash list:退避中のリストを確認
    • git stash apply stash名:退避した変更を戻す(stash名を省略すると直近の退避分が適用される)

5. git reset --soft HEAD~1:直前のコミットをやり直す(履歴を消さずに)

git reset --soft HEAD~1
  • 使いどころ:直前のコミットメッセージを修正したいとき。コミットをやり直したいとき
  • 注意点:push 済みのコミットに対しては使わないのが安全

6. git diff:差分の確認

git diff
  • 使いどころ:どこを変更したか、コミット前に確認したいとき

  • バリエーション

    • git diff --cachedadd 済みのファイルの差分を確認
    • git diff ブランチA..ブランチB:ブランチ間の差分比較
    • git diff --name-only:ファイル名だけ表示
    • git diff -- 対象のファイルパス:特定ファイルの差分を確認(--とファイルパスの間に半角スペースが必要)

7. git revert:間違ったコミットの取り消し(安全なやつ)

git revert <コミットハッシュ>
  • 使いどころ:すでにpush済みのコミットを「打ち消したい」とき
  • ポイントresetと異なり履歴を壊さず、打ち消しのコミットを新たに作成するため安全

8. git cherry-pick:他のブランチの特定のコミットだけ取り込み

git cherry-pick <コミットハッシュ>
  • 使いどころ:メインブランチに一部の修正だけ先に取り込みたいとき
  • 注意点:コンフリクトが起きやすいため、事前に差分の確認をしておくと安心

9. git branch -d:使い終わったブランチを削除

git branch -d feature/old-ui
  • 使いどころ:マージ済みで不要になったローカルブランチの掃除

  • オプション

    • -D:未マージでも強制削除(慎重に!)

10. git clean -fd:Git管理外の不要ファイルをまとめて削除

git clean -fd
  • 使いどころgit status に「Untracked files」が大量に表示されていて邪魔なとき

  • 利点:作業ディレクトリがスッキリし、ビルドファイルや一時ファイルの削除が楽になる

  • 注意点Git に管理されていないファイルを完全に削除するため、重要なファイルを消さないように注意。まずは -n オプションで確認するのが推奨

  • オプション

    • -n:削除前に対象ファイルだけを表示(安全)
    • -f:削除を強制(required)
    • -d:ディレクトリも対象に含める

まとめ

実務では「どのコマンドを、どんな場面で使うか」がわかると、Git操作がぐっと楽になります。

もし他にも「このコマンド便利だよ」というものがあれば、ぜひコメントで教えてください!


🍭おまけ:筆者のGit便利設定

# よく使うエイリアス
git config --global alias.st status
# git st で git status が可能
git config --global alias.co checkout
# git co で git checkout が可能
git config --global alias.br branch
# git br で git branch が可能
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