どうも、江川(egawa)くんです。
Linuxの障害時やリソース状況を確認する際に使われるtopコマンドの使い方について、備忘録的に残していきたいと、おっもいま〜す。
※なお、topコマンド表示画面の解説については、別途投稿いたしますので、予めご了承ください。
更新情報
- 2016/7/10 新規作成
- 2016/8/18 テキストを一部修正
topコマンドとは
簡単に言うとマシンの稼働状況を確認するコマンド。
CPUやメモリなどの利用率、プロセスの稼働状況などを確認することができます。
topコマンドの使い方
基本的にはターミナル画面にてtop
と入力すると、以下のような画面に切り替わります。
(Windowsでいうタスクマネージャみたいなw)
top - 00:00:00 up 1 min, 1 users, load average: 0.05, 0.03, 0.05
Tasks: 5 total, 1 running, 79 sleeping, 0 stopped, 0 zombie
Cpu(s): 0.0%us, 1.3%sy, 0.0%ni, 98.7%id, 0.0%wa, 0.0%hi, 0.0%si, 0.0%st
Mem: 1020076k total, 103188k used, 916888k free, 6308k buffers
Swap: 417788k total, 0k used, 417788k free, 37792k cached
PID USER PR NI VIRT RES SHR S %CPU %MEM TIME+ COMMAND
5 root 20 0 15008 1264 988 S 1.3 0.1 0:00.94 top
1 root 20 0 0 0 0 S 0.3 0.0 0:00.67 events/0
2 root 20 0 19232 1488 1220 S 0.0 0.1 0:00.72 init
3 root 20 0 0 0 0 S 0.0 0.0 0:00.00 kthreadd
4 root RT 0 0 0 0 S 0.0 0.0 0:00.00 migration/0
また、以下のようにオプションを指定することで、様々な利用方法があります。
-
top -d 1
: 1秒間隔でtop画面を更新(-d 0.5と指定すると0.5秒間隔で更新してくれます) -
top -a
: メモり使用率順にソートをして表示 -
top -u {username}
: 指定したユーザのプロセスが表示
これらの他にも、-b
-s
など色々指定することができるので、用途にあわせて使ってみるのもいいかもしれませんw
top画面の操作方法
top画面が表示されている状態で、以下の操作をすることができます。
- Shift + o : 表示されるフィールドに対応するキーを押し、Enterを押下することで、任意列でソート
- Shift + p : CPU使用率順にソート(実行する時は、「ぷろせっさー」って叫んでください!)
- Shift + m : メモリ使用率順にソート(めもりーーっ)
- Shift + g : top画面表示形式を4種類から選択して、切り替え(Shift + aでサンプルを見ることもできます)
- s : 画面更新間隔を秒単位で指定(実は0.1と指定すると、0.1秒ごとに更新されるw)
- z : 表示画面をハイライト(Shift + zで詳細な設定が可能となる)
- m(半角英字) :
Mem
、Swap
行の表示/非表示 - l(半角英字) :
Top
、uptime、Load Average
の表示/非表示 - f(半角英字) : 画面に表示したいフィールド(項目)設定(項目と紐付いたキーを押すことで有効/無効)
- 1(半角数字) : CPUごとの使用率表示に切り替え(
Cpu(s)
の部分がCPU毎に表示されるようになります。)
上記以外にもできることはたくさんあるようです。(列挙するのが辛くなっ)