変更履歴
2023/2/15 初稿(とりあえず殴り書き)
環境
H/W : Macbook Air 13inch (model A1932、メモリ16GB)
OS : macOS Ventura 13.2
はじめに
ヤフオクでMacbook Airを手に入れたので最新版のRuby3.2.1を入れようとしたら無茶苦茶めんどかったのでメモを残します。
最終的にうまく行ったコマンドの羅列となります。
誰かの参考になればいいなぁ。
インストール準備
Homebrew
ここを見るような人はとっくに入っていると思いますが、私のようなMac初心者もいると思いますので。
以下よりインストールしてください。
[Homebrew]https://brew.sh/index_ja.html
バージョンを確認。
% brew --version
Homebrew 3.6.21-91-g31ec835
Homebrew/homebrew-core (git revision 31ec835c9; last commit 2023-02-13)
Homebrew/homebrew-cask (git revision 8784f1a42f; last commit 2023-02-13)
Rust
Ruby3.2から使えるようになったYJITを試すためにRustをインストールしました。
不要な場合は入れなくても良い。
% brew install rustup-init
% runtup-init
% rustc --version
rustc 1.67.1 (d5a82bbd2 2023-02-07)
openssl
既にmacbookに入っていましたが、rbenvではそのまま使えません。
% openssl version
LibreSSL 3.3.6
openssl@3をインストール。2023/1/15現在openssl 3.0.8
が入ります。
% brew install openssl@3
readline
入っていない場合はHomebrewから入れる。
% brew install readline
libyaml
Ruby3.2系からソースが同梱されなくなったとかで必要。
% brew install libyaml
xcode
ここを見るような人は入れていると思いますが、xcodeを入れていない場合は以下で入れます。
通信環境にもよりますが、時間がかかります。私の環境では1時間くらいかかりました。
xcrun: error: invalid active developer path 〜
というエラーの対処のためです。
% xcode-select --install
環境変数
YJIT有効、docとrdocを入れない(導入時間短縮の定石)、opensslのPATH指定となります。
rustを入れない場合(YJIT無効)は--enable-yjit
を省きます。
% export RUBY_CONFIGURE_OPTS="--enable-yjit --disable-install-doc --disable-install-rdoc --with-openssl-dir=/usr/local/opt/openssl@3"
opensslのパスは以下で確認できます。
環境変数の指定で--with-openssl-dir=$(brew --prefix openssl)
とすることも可能です。
% brew --prefix openssl
/usr/local/opt/openssl@3
インストール手順
準備が面倒でしたが、ここからRuby3.2.1のインストール手順です。
rbenvとruby-buildのインストール
% brew install rbenv ruby-build
rubyインストール
インストール可能なバージョンを確認します。
% rbenv install --list
2.7.7
3.0.5
3.1.3
3.2.1
jruby-9.4.1.0
mruby-3.1.0
picoruby-3.0.0
truffleruby-22.3.1
truffleruby+graalvm-22.3.1
ruby 3.2.1をインストールします。
% rbenv install 3.2.1
rubyの切替可能バージョンを確認します。
3.2.1が切替選択可能になっています。
% rbenv versions
* system
3.2.1
ruby3.2.1をglobalで指定して切り替えます。
% rbenv global 3.2.1
% rbenv versions
system
* 3.2.1 (set by /Users/mac/.rbenv/version)
シェル設定ファイル
zshを使っているので、.zshrcにrbenvのinit設定を入れます。
必ずホームディレクトリで作業してください。
% echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> .zshrc
% source .zshrc
バージョン確認
インストールしたRubyのバージョンを確認します。
% ruby -v
ruby 3.2.1 (2023-02-08 revision 31819e82c8) [x86_64-darwin22]
終わりに
お疲れ様でした〜。
うまくインストールできましたでしょうか。
私は何度も何度もエラーとなり、その度にGoogle先生を訪ねる旅に出かけました。
私の環境はIntelMacですがM1やM2のAppleシリコン搭載のMacだと、また別のエラーに遭遇するかもしれませんね。
神のご加護がありますように。