PHP等ではPrintデバッグと呼ばれる方法で値を表示してデバッグする方法が手軽で早くデバッグ出来ます。
$val = "値";
print $val;
またはvar_dumpを使う方法です。配列の内容を確認するにはこちらを主に使います。
$arr = array();
$arr["greetings"] = "Hello world!";
$arr["T or F"] = true;
$arr["check_val"] = null;
$arr["empty"] = "";
$arr["number"] = 100;
$arr2 = array();
$arr2[0] = "I am an array.";
$arr2[1] = "You can put various types of data.";
$arr["array"] = $arr2;
var_dump($arr);
printやvar_dumpは非常に簡単で手軽なのですが、Web開発においてはページが崩れてしまう等の課題があります。また一方で本格的なxdebug等を使う方法もありますが、サーバー環境によっては使えない、インストールしないといけないので手間が掛かる等の課題が多々あります。
そこでvar_dumpよりも高機能で本格的なデバッグソフトウェアのような手間のかかる準備が不用なedumpを使いましょう。サーバーには特に何かをインストールする必要はありません。
下記のようなビジュアルで値の確認が出来ます。
$arr = array();
$arr["greetings"] = "Hello world!";
$arr["T or F"] = true;
$arr["check_val"] = null;
$arr["empty"] = "";
$arr["number"] = 100;
$arr2 = array();
$arr2[0] = "I am an array.";
$arr2[1] = "You can put various types of data.";
$arr["array"] = $arr2;
// edump関数の実行例
_v($arr);
実行後ブラウザにはこのように結果が表示されます。
edumpを使うとメインのWebサイトのウィンドウではなくて、別のビューワーウィンドウにデバッグ中の値が表示されます。またvar_dumpとは違い、表示が綺麗に整形され、迅速に内容把握が出来ます。またGoogle ChromeやFireFoxには開発者ツールにedumpの機能が追加されるプラグインが提供されていて、インストール後は1つのウィンドウの中でWebサイトの表示とデバッグの値を同時に確認出来ます。
効率の良いプログラム作成のコツは効率の良いデバッグ作業です。効率の良いデバッグ作業は「効率の良いプログラム内部での状況把握です」内部状況を迅速に把握する為には、ビジュアル性が最終的な効率化に結びつきます。
edumpを使えばvar_dumpの気軽さで、効率的なデバッグ機能を使えます。
ただしあくまで簡易デバッガーなのでxdebugのようにプログラムを途中で一時停止するような本格的な機能は使えません。
■簡易デバッガー:edump
http://www.edump.net/
■チュートリアル
http://www.edump.net/res/GettingStartedWithEdump_ja.pdf