みなさんはどんな環境でkintoneカスタマイズ開発していますか?
ぼくはDropbox派でした.
ただ,DropboxやLive Serverを使った方法では,最初の1回はアプリ設定画面を開かなければいけないんですよね.
アプリ設定画面を開きたくないという人が候補に挙げるのが,kintone-customize-uploaderだと思います.
ところがしかし,ぼくの場合は軽微なカスタマイズが多いんですよね.
いちいちmanifest.jsonのような設定ファイルを作るのは億劫です.
そこで,簡易版kintone-customize-uploaderとして,simple-kintone-customize-uploaderを作りました!
よく使うコマンド例
Node.js v12以上をインストールしていれば下記コマンドだけで実行できます.
ファイル変更を検知して自動アップロード
npx simple-kintone-customize-uploader sample.js,sample.css -w
「sample.js,sample.css」のように,アップロードするファイルのパスまたはURLをカンマ区切りで指定します.
拡張子がcssのときはcssファイルとして,それ以外のときはjsファイルとしてアップロードします.
デフォルトでは,desktopとmobileの両方にアップロードします.
オプションの-wがwatch機能になります.
カスタマイズファイルをダウンロード
npx simple-kintone-customize-uploader download desktop/js/0
サブコマンドとしてdownloadと指定すると,カスタマイズのダウンロードができます.
「端末/コンテントタイプ/読み込み順序」のような形式で指定します.
端末はdesktopかmobile,コンテントタイプはjsかcss,読み込み順序は0始まりの整数値です.
カスタマイズファイルを削除
npx simple-kintone-customize-uploader remove desktop/js/0
サブコマンドとしてremoveと指定すると,カスタマイズの削除ができます.
引数の指定方法はダウンロードと同様です.
カスタマイズファイルの一覧を表示
npx simple-kintone-customize-uploader list
サブコマンドとしてlistと指定すると,カスタマイズの一覧を表示できます.
kintoneの認証について
環境変数,オプション,コマンド実行後の対話の3つの内いずれかで入力することになります.
環境変数名などは,だいたいkintone-customize-uploaderに合わせています.
くわしくはドキュメントを御覧ください.
今後について
機能追加を考えています.
今思いつく限りだと,.htmlファイルを指定したらカスタマイズビューをアップロードするとかですかね.
ご意見ご要望や質問等ございましたら,コメントいただけるととても嬉しいです.