はじめに
どうして読書をするようになったかが書いてあるだけなので、時間の無い方は読み飛ばして大丈夫です。
私はこれまでエンジニアはコードが書ければいいのではないかと思っていました。
ですが、年齢を重ねて色々な失敗をして次はどうすれば失敗しないで済むかと考えた結果たどり着いたのが読書でした。
著者たちの経験や苦労した事をいかに解決したか等々、私の知らない事を短時間で学べるのです。
それを知ってからエンジニアリング以外の本も積極的に読むようになり考え方の幅がとても広がりました。
その中でも特に影響の大きかった本を紹介したいと思います。
読むとどうなる
今回紹介する本を読むと、不確実性が増し動きの速い時代に、リーダーシップを発揮してチームで課題を解決するためにはどうすれば良いのか、ってのが少しわかるようになるかも・・・
書籍
東大読書(西岡 壱誠)
まずは、本の読み方を知っておいたほうが効率良く学習できると思いこの本を先頭に持ってきています。
私は、本はただ読めば良い(受動的)と思っていました。ですが受動的でなく能動的に読む事が大事だと言うこととどうすれば能動的に本を読めるかが書いてあります。
この全てを実践するのは中々難しいけど自分にヒットする方法から試して本を読むだけでも大分効果が違うと思います。
チーズはどこへ消えた?(スペンサー ジョンソン)
この本を読んで思ったのは、世の中は理不尽だ! ではどうするべきか、変わるしかない!!
本の中では、考え方が異なる4つのタイプのキャラが登場します。
そのキャラ達が置かれた状況が変化した場合、どういう行動をとりその結果どうなったかが描かれています。
変わらない事が良いのか、変わることが良いのか色々と考えさせられます。
迷路の外には何があるの?(スペンサー ジョンソン)
チーズはどこへ消えた?の続編
何が妨げとなって変われないのか、変わるにはどうすれば良いのか、変わると結果どうなるのかが描かれています。
ただ、変わる過程でのキャラたちの葛藤やサポートの必要性なども理解できます。
採用基準(伊賀 泰代)
リーダーシップとは何か、その必要性とどういう行動をとれば良いのかが簡潔に書かれています。
ですが、とても大事な事なのでこの本に書いてあることを意識して行動するだけで今までとは考え方が変わります。そして、行動が変わります。
THE TEAM 5つの法則(麻野 耕司)
個人で解決できる事に限界もあるし解決までの時間もかかるのでチームで問題に取り組む事が基本となっています。
チームで最高のパフォーマンスを出すための法則がまとめてあります。
学術的に難しい事を具体例をだしながら理解しやすい形でまとめてあるのでとても読みやすいし分かりやすいです。
採用基準でも書いてあるんですが、ビジョンや目的や目標がとても大切で各自が考えながら自立して動ける事が大事なんだと感じました。
地頭力を鍛える(細谷 功)
ビジョンや目的や目標など世の中色々と考えることが多すぎる!!
そんな時どうやって考えていけばいいのかという事でこの本を読んでみてください。
フェルミ推定というアプローチがあり、それにはどのような考え方が必要なのか等が書いてあります。
簡単に書いてあるけど、実際に行うと難しいと思う。でも、そういう考え方があると知っていれば問題解決のヒントになる。考え方の幅を広げるには良いと思います。
イシューからはじめよ(安宅和人)
問題や課題はいっぱいあるのでそれらを全て解決することはできません。
では、どの問題や課題を解決することが最善なのかを見つけるにはどうすれば良いかが書かれています。
解決する問題や課題って、短い時間で高い効果が出るものを解決していけば最高な結果がでる訳で、それを見極めればパフォーマンス高い人材って事になるんです。
最後に
エンジニアはコードを書いていれば幸せなんですが、技術的な事ではない事が見えてくるとコードを書くことがもっと楽しくなると思ったからです。
そして、書くコードもきっと変わると思います。
何故なら、自分が書きたいコードを書く事が幸せな事でなくなるからです。(そうなって欲しいな)
コードは何のために書くのか、そのコードの先に何があるのかを見つけて欲しいなと思います。
その助けになってくれる書籍だと思い紹介しました。
また、経営的な事を考えるためにも基礎になってくるものだとも思っています。
ちなみにここに紹介している本は結構古い本が多いです。
それが今でも売れているという事は、日本ではまだまだこういう考え方が不足しているという事だとも思います。
これが少しでも日本に浸透していけば、さらに日本は成長できるのかなとも思っています。
最後は何だか壮大になってしまいましたが・・・(半年後に読んだら恥ずかしいやつだな)
世の中の見え方が変わるきっかけになれば嬉しいなと思います。