これまでのマネジメント経験や書籍などを通して学んだことや感じたことなどから役割や大事にしたいことを言語化してみました。
色々と書いてあるができていない部分ももちろんあります。ただ、こういう風にした方が絶対に良いしこれからこういう風にしていくと言う強い意志のためにも理想も含めて書いてみました。
あくまでも個人の意見なので色々と突っ込みどころもあると思います、自分の視座や視野を広げるためにもぜひ意見を聞かせてもえたらと思います。
言語化の目的
- 現在の自分の視座や視野を残しておきたい
- 将来の成長差分を取るため
- これからのマネジメントするうえで自分への教訓としたい
- 誰かの役に立ったら良いなと思って
現在のポジション
- 現場に近い位置でマネジメントを行っています
- チームリーダーや課長といった感じです
私が思うマネジメントの役割
組織のバリューを最大化する
- これが一番求められる
- 会社や組織の求めるバリューとチームの出すバリューの方向性を一致させることによりバリューを最大化させるためにどうするかを考えて実施していく
メンバーの成長を支援する
- メンバーのやりたいことを聞いて認識する
- 仕事を通して成長機会を提供する
- 自分の経験を話したり、気づきを与えたりして成長を支援する
方向性を決める
- 会社や組織の求める所を理解してチームの方向性を決めメンバーに伝える
- メンバーとの議論や会話を通して理解や納得感を醸成する
関係者を巻き込んでいく
- 他部署と連携していく必要があると判断したときには適切な関係者を認識してコミュニケーションパスを作る
- 互いのゴールが違う場合もあるので双方のゴールを認識合わせをして向かう先を決める
判断する
- 誰がいつまでに判断を行うのが適切なのかを考える
- 上司の場合は状況報告とともに判断を仰ぐ
- 自分の場合は自分で最終判断を行う
- メンバーの場合は判断できるようフォローしながら判断してもらう
上司とのコミュニケーション
- 報告、連絡、相談のどれになるかを自分の中で整理してから会話する
- 上司の立場で知りたいと思うことを想像して報告を行う
- 自分の目線で知りたいことと上司の目線で知りたいことは違うし判断軸も違う
- 上司とのコミュニケーションでどういうことが知りたいのかを知っていく必要がある
- 相談する時は自分の考えを伝えてから上司の考えを聞く
- 自分の考えを伝えないとどうなるか
- 何も考えてないと思われる可能性がある
- 思ってもない回答が返ってくる場合がある
- 自分の考えている解決方法を伝えるとどうなるか
- 考えに沿ったアドバイスがもらえる
- その考えが正しいかどうかを判断してもらえる
- 自分の考え方を理解してもらえる
- 自分の考えを伝えないとどうなるか
大事にしたいこと
誠実に仕事をする
- 広辞苑では誠実の意味は「他人や仕事に対して、まじめで真心がこもっていること」
- 私が思う誠実に仕事をするとは
- 成果を出すことでみんなが幸せになる
- 私が思う不誠実とは
- ズルをしたり誤魔化したりする
- 人の足を引っ張ったり自分が有利になるように仕向けたりする
経験することが一番わかる
- 百聞は一見に如かずではないけど経験に勝るものはない
- 経験することで色々なことの解像度が上がる
- 経験しないと考えられないこともあるし、考えられても想像なので精度が悪い
- 大けがにつながる場合は大けがにならないように経験するにはどうすれば良いかは考えないとダメ
- なるべく短い時間で経験する
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ
- やったことがないものは考えてもできない(または時間がかかる)のでその場合は自分でやって見せてやり方や考え方を教える
- やって見せてもすぐにできるようになる訳では無いので、アドバイスをしながら実際に手を動かしてもらい理解をさらに深めてもらう
- 全部を完璧にはできないかもしれないけど、できている部分は褒めてできていることを伝える
- 次からその部分は自信を持ってできる
- できていない部分を把握してもらえる
- 褒めてもらえると嬉しいのでできていない部分もできるようにしたいと思ってもらえる
距離感
- 相手からの見られ方のも意識する
- こちらは上司、部下の関係ではなくてフラットな関係が良い思っても相手がどう考えているかわからないので、こちらの考えを押し付けるのではなく相手の考えも聞いて距離感を決めて行った方が良い
- 人によってはなれなれしいと感じたりする
- 周囲の状況も見極める必要がある
- 人によって距離感を変えているとあの人だけひいきされているなど思われる場合もある
- 基本的には敬語を使う
- 親しき中にも礼儀ありではないけど、言葉遣いは礼儀作法と言う意味でも重要なので敬語を使う方が良い
- フラットな関係だからタメ口で会話したら不快に思う人もいる
- 砕けた話題の時だけタメ口など緩急の使い分けは有っても良いが、考慮事項が多岐に渡りレベルが高いので気を付けて使った方が良い
- 親しき中にも礼儀ありではないけど、言葉遣いは礼儀作法と言う意味でも重要なので敬語を使う方が良い
- 自分が偉いと思って接しない
- あくまでもマネジメントは役割なだけで偉い訳ではない
- 上から行くとあまり良いことは無いので常に謙虚さを忘れない
話を聞く
- 傾聴が重要
- 相手の言っていることをしっかり全部聴いて受け止めて理解する
- 受け止め理解しましたよというリアクションを入れるととてもいい
- 全部の話を聞いてから判断などを行う
- 相手の言っていることをしっかり全部聴いて受け止めて理解する
信頼関係を作る
- 信頼してもらえなければ仕事の成果が半減する可能性もある
- 信頼関係のある人とない人が同じことを言っても、信頼関係がある人の言うことなら動くけど、信頼関係がない人の言うことでは動かない
- 1on1で雑談する
- 最初の1~3カ月くらいは信頼関係構築と言うことで全部雑談に振り切ってしまうくらいでも良い
- 自分の仕事を見てもらう
- ちゃんと手を動かして仕事ができるんだと言うことを認識してもらう
配慮はするけど遠慮はしない
- 相手の置かれている状況には配慮する
- 家族や自分が病気中とか親の介護中などの状況に配慮してタスクを振ったりする
- 女性だから~~みたいな言い方をせず、性別に関係のない言い方にする
- 遠慮はしない
- こちらが言いにくいからと言って伝えるべきことを伝えない
演じることも大事
- 状況によって本来の自分とは違う自分を演じた方が色々と問題が起きない
- プライベートの自分はしょうもないことばっかり言っているけど、仕事ではしっかりした人を演じる
- 地の性格とは違うとしてもその状況にふさわしい人を演じる
見える化の推進
- 見えないことには適切な状況判断や会話ができない
- これにより会話が空中戦になる
- 何を見える化した方が良いか考える
- 全部見える化できるならそれでよいが時間やコストがかかるので重要度などから判断して見える化を進めていく
作業の仕組化の実施
- 同じ動作を3回繰り返したら仕組化を考える
- 定期的な作業なのでExcelマクロや手順書を作るなど色々な手段で仕組化する
- 仕組化した後でも本当に必要なものかを考える
- 成果が出ていないなら無駄なのでやめる
心理的安全性
- 心理的安全性の話をすると仲良しクラブ見たいになりがちだけどそれは違うのでそうならないようにする
- 言いたいことはしっかり伝える
- 強い言葉はそれだけで相手を委縮させることをみんなに理解してもらう
- 聞く方も自分が否定されていると思わない
- 全員の努力と理解が大切
- 自分のことを伝える
- 自分はこういう性格なのでストレートに言われた方が良いとか、回りくどく言われた方が良いなど
- 相手のことを理解する
- この人は言葉が強いだけでそれほど真剣に思っていないなど
- 心理的安全性は誰かが作ってくれるものではなくみんなで作るもの
- 自分のことを伝える
- チームそれぞれの心理的安全性の形があると言うことを認識する
- 自分のチームではこうだったから心理的安全性ってこうでしょってことにはならないのでしっかりみんなで議論していく
ふりかえりからのカイゼン
- やったことのふりかえりから次のカイゼンねたを見つけて実施する
- 塵も積って山となるので日々の成長は実感できず忍耐を必要とするが何もやらなければ成長しないので忍耐強く繰り返して行く
- ちょっとの成長でもみんなで褒め合う
- 褒めることで成長を実感できたり正しいよと承認してもらえるので励みになる
強みを生かす
- 弱いところがあって当然、強みを持ち寄って成果を出す
尊敬できるところを見つける
- 完璧な人はいないので一か所でも良い所を見つける
- 人はダメな所によく気が付くようにできているので意識して良いところを探すことが必要
- ダメな所ばかり見るとそれが気になって全部ダメだと思ってしまう
- 尊敬できないと扱いが適当になるし嫌になってしまう
- 態度にも出てしまい仕事に支障がでる
自分が変わることをいとわない
- 素直にダメな所はダメなのでしっかり指摘してもらったところを良い方に変えていく
- 他の人を見たりして自分もそうなっていると感じたら自分を変えていく
- 自分が変わると言うことを周りにしっかり見せることで自分の言うことも伝わりやすくなる
常に最速で走り続けることは難しいので緩急をつけて最速を目指す
- 常に最速で走り続けることはできるけど、結局は燃え尽きてしまうのでトータルではあまり良いことは無い
- 時には休むことも必要だし自分でコントロールして休みを取る
- 1日の中でもそのコントロールは必要だし1年単位でも10年単位でも必要なこと
- 時には休むことも必要だし自分でコントロールして休みを取る
- 休むことでふりかえったりでき、新しい発見もできたりするので走り続けるより良い場合もある
自分の仕事ができる人を育てる
- 自分もさらに視座や視野が広くなっていき一段上の仕事をすることになるが、現在の仕事を任せられる人がいないと一段上の仕事に移る事が出来ない
- 適切に権限を委譲していきながら仕事を憶えてもらう
- メンバーの成果を全方位にしっかりアピールする
- 自分と同じことができると周りに信頼してもらう必要がある