こんばんわ @eccyan です。
この記事は絵文字 / Emoji Advent Calendar 2016 - Qiitaの24日目の記事です。
はじめに
みなさんはプレゼン資料に絵文字は使っていますか?最近、私は積極的に絵文字を使っています。
なぜ、私が絵文字を使い始めたかというと、今年の RubyKaigi の2日目の Keynote で発表をしたJustin Searls さんの資料に感銘を受けたからです。
絵文字とアニメーションを駆使することで、言語を超えて状況をわかりやすく伝える事が出来ますよね。
しかし、用法と用量をしっかり守らないとその資料もわかりにくくなってしまいます。
そこで、私が発表した資料を作る際に、気をつけている事や失敗した事を6つ紹介したいと思います
絵文字を組み合わせて拡張しよう
多くの絵文字がUnicodeに入り、様々な端末で使うことが出来るようになりました。
しかし、絵文字1つでは表現出来る事は多くはありませんが、それを組み合わせることで、表現は何十倍にも増やすことが出来ます。
下図はタスクの粒度の分け方によってはレビューも大変になるという表現です。
スピーチとこのスライドを組み合わせることで、このような表現も可能です。
ただし、難しい単語を無理やり絵文字にすると伝わりにくいので気をつけましょう。
アニメーションをつけて、より分かりやすく利用しよう
絵文字を組み合わせることで表現は増えますが、それにアニメーションをつけることでより複雑な表現をすることが可能になります。
こちらもスピーチと組み合わせることによって、大きな印象を与えることも可能です。
転換点には大きな絵文字1つで表現しよう
スピーチの転換点に絵文字を利用すると、聞き手へ大きな印象を与えることが可能です。
文章で構成されたプレゼン資料であっても、この表現はわかりやすい転換点を伝えることが出来ます。
下図は何か問題点があった場合、それを解決するためには「どうすればいいのか?」と解決方法を紹介する場合でよく使います。
僕は、この が大好きでめちゃくちゃ良く使います。
ぬいぐるみがあったらほしい位です。
最初に絵文字の意味を伝えよう
絵文字を何かの比喩表現として使い、資料内で数回使うことで、表現に軸を持たせることが可能です。
ただし、突然その絵文字を出しても伝わらないので、まずこの絵文字が何を表現しているのか周知させる必要があります。
価値観という言葉をとして表現したい場合は、「大切なのは価値観です。」のようにスピーチして、この比喩表現を周知します。
その後、その絵文字を利用すれば、価値観について色々なアニメーション表現をすることが可能です。
その絵文字がどう伝わるか考えよう
絵文字は、とても抽象的な文字です。ですから、絵文字は人によってその受け取り方が全く異なることがあります。
何気ないメッセージに絵文字をつけて恋人に送ったら、ネガティブに受け取ってしまいケンカになる事とかよくありますよね。
例えば、ユーザヒアリングを抽象化して絵文字にしたい場合どう表現するのか。
最初、私はユーザの声ということで で表現してました。
下図は「フィードバックをすぐにタスクに落とす」という表現です。
しかし、ユーザが だと「ウルサイ声」だと思われないかという意見がありました。
なるほど、確かに受け手によってはそう感じてしまうかもしれません。
最終的にをユーザとして、それを組み合わせた表現に変更しました。
どこを「開く」のかを考えよう
私の中では、スピーチさえあれば絵文字とアニメーション伝わると考えていました。
しかし、社内で練習を行った時に、人によっては伝わりにくいというレビューがありました。
重要なことは、専門用語は絵文字を開いた方が良いということです。
下図はエレベータピッチを表現しているのですが
- エレベータピッチという言葉が専門的である
- 他のページでエレベータピッチという言葉を使う場合、簡単な絵文字による表現が難しく、統一できない
この様な場合は、絵文字を文字に開いた方が伝わりやすくなります。
おわりに
絵文字は、画像をデザイナさんに作ってもらったり、著作権を考慮せずに、グラフィカルな表現をプレゼン内に組み込むことが出来るのでとても便利です。
ただ、抽象的な表現であるがゆえにそのプレゼンのユーザ層やシチュエーションによっては、意図した伝え方が出来ない場合もあります
聞き手にどう伝えるかしっかり考えて絵文字をどんどん使って行きたいですね