PBCSのメンバー式、ビジネスルールで分岐処理は「IF」を使って記述できます。
値が入っているかどうかで処理を分岐していきます。
#値の有無で処理を分岐させる
以下の前提で記述します。
・メンバー「予算(Budget)」「計算用予算(Calc_Budget)」「入力用予算(Input_Budget)」を使用します。
3つのメンバーは全てScenario次元です。
また、Version次元の「実行予算(WorkingBudget)」に属しています。
・「予算」は、「入力用」に値があれば「入力用」を、なければ「計算用」の値を引っ張ります。
/* 入力用に値があるときは入力用を、入力用に値がないときは計算用を格納 */
IF("Input_RB"<> #MISSING )
"Budget"="WorkingBudget"->"Input_Budget";
ELSE
"Budget"="WorkingBudget"->"Calc_Budget";
ENDIF
#補足
空白は#MISSINGで表現し、「空白でない場合」=「値がある場合」という記述をしています。
「->」は次元をまたぐ際に使用します。「->」前後が同次元の場合は不要です。