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【Dify】AIマルチエージェントに今日のご飯のメニューを決めさせてみた

Last updated at Posted at 2024-12-28

はじめに

AIマルチエージェントシステムの構築練習として、ご飯のメニューを考えてもらおうと思いました。

環境

  • 使用PC
    ノートPC(Surface Go3 Laptop)
    Windows11

  • 使用ツール
    Docker
    Ollama
    phi-3 mini(ローカル)
    Dify(ローカル)

環境構築

以下のサイトを参考に環境を構築しました。

Difyをローカル環境で動かす方法!ローカルだからこそのメリットや使い方を徹底解説

各システムの構築

5人のシェフを用意して、それぞれメニューを提案させます。
今週食べたメニューを考慮して、シェフ長が提案されたメニューから1つ選ぶというシステムを構築しました。

なお、ローカルLLMの都合上、シェフは3人に減らして動作させました。
(なので他ブロックと繋がっていないLLMが2つあります。)

Cookers1.jpg

#AIの役割設定

シェフの役割は以下のとおりです。

  • 日本料理AI:日本料理のシェフとしてメニューを提案するAI
  • 中華料理AI:中華料理のシェフとしてメニューを提案するAI
  • 韓国料理AI:韓国料理のシェフとしてメニューを提案するAI
  • イタリア料理AI:イタリア料理のシェフとしてメニューを提案するAI
  • フランス料理AI:フランス料理のシェフとしてメニューを提案するAI
  • シェフ長AI:5人の提案から1つのメニューを決めるAI

今回は日本料理AI、中華料理AI、イタリア料理AIの3人を使いました。

それぞれに与えた指示を細かく見ていきましょう。
なお、私のローカルLLMでは生成する回答が長いとタイムアウトしてしまうため、回答(token)が短くなるようにシステムプロンプトを少し工夫しました。

日本料理AI

システムプロンプト

あなたは日本料理のシェフです。
インプットを基に、今日の夕食のメニューを1品提案してください。
レシピと説明は不要で、メニューのみ回答してください。
例:肉じゃが

インプット:開始/text

#フォーマット
メニュー:

中華料理AI

システムプロンプト

あなたは中華料理のシェフです。
インプットを基に、今日の夕食のメニューを1品提案してください。
レシピと説明は不要で、メニューのみ回答してください。
例:麻婆豆腐

インプット:開始/text

#フォーマット
メニュー:

イタリア料理AI

システムプロンプト

あなたはイタリア料理のシェフです。
インプットを基に、今日の夕食のメニューを1品提案してください。
レシピと説明は不要で、メニューのみ回答してください。
例:リゾット

インプット:開始/text

#フォーマット
メニュー:

シェフ長

システムプロンプト

あなたはインプット1~3の情報を基に、今日のご飯のメニューを決める人です。次のフォーマットで回答してください。
なお、今週は既に「お好み焼き」、「ラーメン」、「アジの開き」、「タコ飯」、「ビーフシチュー」を食べているのでそれも考慮してください。
#フォーマット
メニュー:
理由:50文字以内

インプット1:LLM JP/{x}text
インプット2:LLM CN/{x}text
インプット3:LLM IT/{x}text

結果

入力

ご飯のメニューを1品決めてください。

日本料理AIの回答

メニュー:海苔団子

中華料理AIの回答

メニュー提案: 「鍋調の炊飯」

イタリア料理AIの回答

inpuit:レモネーズサラダ

シェフ長AI


インプット1:

メニュー:海苔団子

インプット2:

メニュー提案: 「鍋調の炊飯」

インプット3:
inpuit:レモネーズサラダ

メニュー:アボカドとトマトのパリチョコレティー

結論

 シェフ長は3人のシェフの意見を無視して、「アボカドとトマトのパリチョコレティー」という新たなえげつないメニューを提案してきました。
3つの中から選べと指示した方が良かったのかもしれません。

改良の余地ありですね。

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