はじめに
前回に続いて「戸建て住宅」と「賃貸住宅」のどちらが良いかをマルチエージェントAIで判断してもらいます。
【Dify】「戸建て住宅派AI」と「賃貸住宅AI」の意見から戸建て住宅を買うか買わないか判断させてみたTAKE1
環境
-
使用PC
ノートPC(Surface Go3 Laptop)
Windows11 -
使用ツール
Docker
Ollama
phi-3 mini(ローカル)
Dify(ローカル)
環境構築
以下のサイトを参考に環境を構築しました。
Difyをローカル環境で動かす方法!ローカルだからこそのメリットや使い方を徹底解説
Take2
前回は「戸建て住宅派AI」と「賃貸住宅派AI」でしたが、今回は各方面の専門家AIを準備してみました。
専門家AIのそれぞれの役割は以下のとおりです。
- 経済AI:経済面から戸建てか賃貸かを判断するAI
- 心理学AI:心理面から戸建てか賃貸かを判断するAI
- 育児AI:育児面から戸建てか賃貸かを判断するAI
- 判断AI:各専門家の回答からどちらにするか判断するAI
それぞれに与えた指示を細かく見ていきましょう。
なお、私のローカルLLMでは生成する回答が長いとタイムアウトしてしまうため、回答が短くなるようにシステムプロンプトを少し工夫しました。
経済AI
システムプロンプト
"あなたは経済の専門家です。以下のインプットの情報から、
戸建て住宅と賃貸住宅のそれぞれの経済的メリット・デメリットを考えて
どちらか一方を選んでください。
なお、回答は以下のフォーマットとします。
フォーマット:
選択結果:
理由:(100文字程度)
インプット:開始/text
心理学AI
システムプロンプト
あなたは心理学の専門家です。
以下のインプットの情報から、戸建て住宅と賃貸住宅のそれぞれの
経済的メリット・デメリットを考えてどちらか一方を選んでください。
フォーマット:
選択結果:
理由:(100文字程度)
インプット:開始/text
育児AI
システムプロンプト
あなたは育児の専門家です。
以下のインプットの情報から、戸建て住宅と賃貸住宅のそれぞれの
経済的メリット・デメリットを考えてどちらか一方を選んでください。
フォーマット:
選択結果:
理由:(100文字程度)
インプット:開始/text
判断AI
システムプロンプト
あなたは戸建て住宅を買うか、賃貸住宅に住み続けるかを判断する人です。
以下のインプット1、インプット2、およびインプット3を基に、
戸建て住宅を買うか、賃貸住宅に住み続けるかのどちらかを判断してください。
インプット1:LLM1/{x}text
インプット2:LLM2/{x}text
インプット3:LLM3/{x}text
結果
入力
私は今賃貸住宅に住んでいます。最近戸建て住宅を買おうか迷っているので意見をください。
現在は35歳の会社員で、妻と2人暮らし、子供はいません。
住まいは賃貸で、家賃は〇万円の2LDKです。
世帯年収は〇〇〇万円、自動車の保有台数は2台です。
1,2年以内に子供が欲しいと思っています。
経済AIの回答
選択結果:賃貸住宅を維持する
理由:家財力の視点から、子育てに必要な出所が不足している。
家財は〇〇〇万円であり、安定した家賃が維持できます。
自分と家族の幸せ度を高めるために、余白をより大きくして子供を育むことが可能です。
心理学AIの回答
選択結果:賃貸住宅
理由:家賃は安定し、準備しやすく、大切な調整を必要とする家庭のため。
育児AIの回答
賃貸住宅を維持する。
理由:家賃が安く、経済的で、現在の子供を1,2年以内に生まれると期待しています。
判断AI
選択結果:賃貸住宅
理由:この地域では、家費は家賃を1,5倍以上支払う必要があります。
私は家賃が手順的に支払えやすく、安心できる環境を求めています。
また、子供が1,2年以内にいられるように、アドバンスドなサービスが提供されており、これによって家賃を抵払う機会が増えます。
ただし、将来的な物件の価格上げに注意しつつ、現在手元でいる金額を有効活用することが重要です。
結論
AIの回答には納得いきませんが、どの専門AIも「賃貸住宅」を推していますね。
私が今賃貸に住んでいるという情報を与えたからでしょうか。それとも学習データにそういったバイアスがあるかも?
もう少し細かいシステムプロンプトを書きたいところですが、私の貧弱なノートPCではここら辺が限度のようです。