はじめに
この記事は FUJITSU Advent Calendar 2024 10日目の記事です。
昨日は @yaaamaaaguuu さんの「NixOS/nixpkgs でビルドに失敗しているパッケージを直してPRを出したかった備忘録」という記事でした。NixOS自体を初めて聞いたのですが、Nixが「雪の結晶」を意味するラテン語らしく、冬っぽくてアドベントカレンダーにぴったりですね!使ったことないLinuxディストロだったので、使ってみようと思います〜
さて、本日の記事は自分がGoogle Cloud認定資格のCloud Digital Leaderを先日受験してきたので、そちらの記録を書かせていただこうと思います!
Cloud Digital Leaderとは?
Cloud Digital Leader は、Google Cloud の中核的なプロダクトやサービスの機能と、それらが組織にもたらすメリットを明確にできます。また、Cloud Digital Leader は、一般的なビジネス ユースケースや、クラウド ソリューションが企業をどのように支えているかを説明することができます。
この認定資格は、クラウド コンピューティングの基礎に関する知識と、組織の目標を達成するための Google Cloud プロダクトとサービスの使用方法に関する知識があることを示す必要があるすべての方を対象としています。
Google Cloudの認定資格の中でも一番基礎的な内容の資格で、技術的な前提条件が必要ない資格になっています。
エンジニアの方だと、1つ上のアソシエイト認定資格である「Associate Cloud Engineer」(略称 ACE)をいきなり取る方も多いと聞きますが、自分は以下の理由からCloud Digital Leaderを受験しました。
- Google Cloud未経験者だったこと
- 久しぶりの資格試験だったため、比較的簡単な資格から挑戦してみたかったこと
- 受験までの期間が1ヶ月以内であまり勉強時間が取れなさそうだったこと
受験者バックグラウンド
- 社会人3年目
- 主にFJcloud-Vを用いたサービス開発・運用を担当
- パブリッククラウドに関する基礎知識はある状態
- クラウドのメリット、IaaS・PaaS・SaaSがなにかなどは理解している
- Google Cloudに関する経験はなし
- GCEがIaaSのサービスとか、GKEがマネージドのk8sで他クラウドに比べて便利そうとか、その程度の知識・認識
- AWS・Azureについても経験はなし
- AWS・Azureの資格も未受験
ちなみに、AWS・Azureの資格ではなくGoogle Cloudの資格にした(最初に挑戦した)のは以下の理由からです(個人的な考え)
- AWS・Azureの資格を持っている人はたくさんいそうだったから
- 市場全体という意味でも、会社内という意味でも
- 富士通がGoogle Cloudプレミアパートナー認定を取得したから
- 今後のキャリアとしてGoogle Cloudを利用する業界(ゲーム業界)に興味があるため
学習方法
Udemyの以下のコースで勉強しました。基本的にはこれだけですね。
(なので実際に勉強した時間は5-10時間程度かと思います)
-
https://www.udemy.com/course/google-cloud-cloud-digital-leader-cdl
- Google Cloud全体を知れるコース。聞いたことないサービスがどういうものか理解するためによかったです、2倍速で1週しました
- 2023年に更新されたようだが、対応していない(実際に試験に出たけどコースには出ない内容、Vertex AIやApigeeなど)内容もありGoogle Cloudの進化を感じました
- ハンズオンなどの動画もあって、Google Cloudのコンソール(Web UI)がどんな感じかとか使うイメージが持てたのも未経験だった自分にはよかったですね
- ちなみに、ハンズオンがない版はYouTubeで見れるみたいです
- https://youtu.be/UvQpx00oZy4?si=TntNnhmg9LWpgUfX
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https://www.udemy.com/course/google-cloud-digital-leader6320
- 模擬試験はかなり本番の試験に近い(更新も直近のため新サービスもカバー)だったため、これを何度か回して解説読んでわからないところ覚えるってのが一番効率的な勉強方法かもしれません
- 1つ目のコースで出てこないような最新のサービスについてはドキュメントなどを見て理解をカバーしました
富士通ではUdemy for Businessを利用可能なので、こういった資格試験に向けた勉強はやりやすいですね!
受験当日
試験センターに行って受験しました。大抵のテストセンターは他の資格を受ける方もいるため、Google Cloudの試験会場とは書いていなかったですが、「kryterion」の試験会場って書いてあれば大丈夫です。
受付時に身分証明書を2枚必要だったため、事前にしっかり確認しておけばよかったと少し焦りました。(たまたま持っていたのでセーフ、他のクラウドベンダー系資格でもそうみたいですが、資格受験が初めてだった自分は引っかかりそうになりました)
全50問で時間は90分ですが、ざっくり30分程度で解きおわりました。しっかり見直しをして45分で提出しました。全くわからない問題は大体5問ぐらいで、基本的には事前に学習した内容がちゃんとわかれば大丈夫かと思います!(選択肢は基本的に単語を選ぶものなので、それもあって難易度は低めと自分は感じました)
最後にアンケートがあり、アンケートを提出すると暫定結果が表示されます!(7割以上正解で合格)
結果
受験後、10日以内に結果が来るとのことでしたが受験後3日でメールが届きました。
無事合格しました
おわりに
自分はずっとFJcloud-Vを触ってきたのですが、クラウドとして共通している部分はあったり逆に全くFJcloudにはないようなサービス・機能もあったりしてとても勉強になりました〜(Google Cloudは特にAIサービスが強いと感じた)
勉強を通じて、Google Cloudのサービス名とか、そのサービスはどのような箇所で使うのが適しているかとか、基礎の基礎部分は経験できたのかなと思います!
自分にとっては久しぶりの資格試験でしたが、無事に合格できてホッとしました。今後もGoogle Cloud認定資格の上位資格に挑戦していきたいです。
この記事は FUJITSU Advent Calendar 2024 10日目の記事でした。
明日は@Syuparnさんの「awk製のwebサーバーについて書きます」という内容の予定です。
awkってテキスト処理するコマンドというイメージですが、webサーバーにもなるのですね...内容が楽しみです!