###0. はじめに
-
私は合格するまで何度も受験したので、時間をかけて(かかった)取り組んでいます。そのため、寄り道・遠回りはしましたが、**「読む書く」**という生きていくため「術(すべ)」について最高のスキルが身に付いたと自負しています。
-
生きていくため・・・例えば、日常業務(設計書・報告書)、日常生活(銀行や役所などの資料)の読解力と記述力というコミュニケーション能力、そして正確性や確実性がレベルアップしたと体感しています。これは、論文試験(午後Iと午後II)を「採点者に伝わる様に読んでもらうんだ!」と言った気持ちで回答することに発展していくと思います。なお「正確」という点についてドラゴン桜の5巻に書いてあります。
-
一方で、PMBOOKや試験対策本などの**「専門知識」**に関しては、新しく学習する部分なので忘れない様に必要に応じて思い返す必要はあります。
-
なお、効率的に一発合格を目指す人や、そもそも「読み書き」の能力が身に付いている人にとっては、不要な学習方法も以下には含まれているかもしれません。
###1. プロジェクトマネジメントに関する知識(専門知識)
-
PMの理論+実体験の実例、を意識して**「正確」**に理解する
- 「正確」ということがとっても大切で、思いこみや誤認していると、試験問題の解答例より自分の解答が正しいのに・・・と思い上がった思考(負のスパイラル)に陥りました。柔軟性が大切です。
-
テキストは一冊だけで良いので正確に理解する
- 情報処理試験は自分に合う良本やセミナーがあった(ワクスタさん、みよちゃん)ので、それをものにできるかが時間の限られた人生にとっては大事だと思います(時間のある人は複数冊を利用すると良いと思います)。
-
そんなこと知ってるよ!
- SEやPMの業務をエンタープライズ系企業で経験していると、当たり前に思ってしまう内容が多々あるので、そんなこと知っているよ!なんて考えず、問題文や意図を理解して「正確」に読まないと理解したつもりになってしまいます。その結果、解答を腕がパンパンになって頑張って書いたのに、減点の連続だったと振り返って思います。
- 出題者の意図、期待されている答えは何なのか、を考える癖をつける必要があります。
-
技術一つ一つの目的、コントロールできるリスクを理解する
- 参考書や過去問を読むことに加えて、実務で問題解決できることを目指すことで、「正確」に理解できると思います
###2. 午後I
- 仮説:解答をイメージする(PMの何の知識を問われているのか?)
- 回答:対応する問題文の箇所を探す
- 検証:設問の意図に合っているか?(仮説の検証、例:クラッシング、ファストトラッキングなどの知識と合致しているか?)
###3. 午後II
- 採点者の方の立場や気持ちを想像し、できるだけ読んでいただける方々に分かりやすい文書にする(簡潔な文章が良いと思います)
- 工夫した点(困難・課題)を具体的にリアルに出来るだけアピールする(例:数字・名前(セキュリティに配慮)、評価シートで自己アピールする見たい感覚でしょうか)
###4. 試験問題を正確に読み,正確な答案を書く力(国語力)
参考にさせていただいた本を紹介します。
-
世界一やさしい問題解決の授業(この本のお陰で論理の飛躍がなくなったと思います)
-
出口汪さんの本(たくさん本があって選ぶのが難しいのですが、出題者と採点者の気持ちを理解した論理的な解答ができるようになったと思います)
-
「超」勉強力(この本を読んでみて、プロマネ試験を通じて習得した思考法が正しいと確信することができました)
###5. 最後まで決して諦めない気持ちでいく
- 合格するぞ!!!という強い気持ち(これは精神論ですが、頑張って勉強し、しかも受験しないことには栄冠を手に入れられる確率は0%です)
###6. 失敗例
- 出題者の意図(問題文、知識)と異なる解答は、午後Ⅰ・Ⅱにおいて不合格
- 自信のない解答or根拠のない自信だけがある回答(知識を総動員して別の解答がないか考え直すことが必要)
- そもそも勉強方法が誤っていた(プロマネの知識はすぐに思い出せる状態にしておく)
これからも、試験勉強を通じて自分や周りが楽しくなり、社会の役に立つことを仕事をしたいと思います。