はじめに
こんにちは、GxPのearlyです。
この記事はグロースエクスパートナーズ Advent Calendar 2024の13日目の記事です。
皆さんの所属しているチームは、チームワークを高めるための活動を行っていますか?
私の所属する開発チームでは、メンバー間のコミュニケーションを円滑にする目的から始まり、今年いくつかのチームビルディングイベントを行っていました。
そこで本記事では、私のチームが実践したチームビルディング活動について、振り返りを兼ねてざっくりとご紹介します。
- 前提
- 開発手法:スクラム開発
- チーム構成:5~6名(メンバーの出入りがしばしばあります)、新卒2年目~10年以上のベテランと年次はバラバラ、バックエンドが得意な方の比率が高め
※正しくは1つのチーム(約15名)が3つのサブチームに派生しており、そのうちの1サブチームという位置づけなのですが、本記事では「自分の所属しているサブチーム = チーム」とします - 勤務スタイル:週4日在宅・週1日出社(人によってはフルリモートの方も)
- 主な連絡手段:Zoom(ビデオオフで常に接続), Slack
目次
1. スキルマップ作成
- 使用するもの:今回はConfluenceの表を使用しました
- 事前準備:テンプレート作成、各々表に記入する
実物はお見せできないのですが、以下リンクの例に近いです。
私のチームでは、新しいメンバーが参画した際に作成し、チーム全体で共有する会を行いました。
分からないことがあって質問したい時や、個人のタスクを決める時に役に立っています!
1つ懸念としては、評価基準の認識は人それぞれ異なる可能性が高いということでした。
実施前後のどこかのタイミングで認識を合わせておくと良いかもしれません。自分のチームでは、各々記入した後にZoomで会話して共有する会を設けていました。
また、各項目について得意な方は、正当な評価を申告いただけると非常に助かります…!
理由としては、2つあります。
- 質問したい時/RVの際などに、連絡すべき相手を判断する助けになるため
- 「できる○○さんがこの評価にしている…!私の評価も見直して下げた方がいいかな……。」⇒ 結果的に、他のメンバーも評価を低く見積もってしまう…という事象は避けられると嬉しいため
このスキルマップについて、チーム外のとある方からは、以下のような感想をいただきました。
「得意でなくても、誰が知っていそうか?を把握して仲介してくれる人がいると便利だなと最近感じていました。このスキルマップがその役割を代替できそうだと感じました。」
(私も同じように思います…!)
記入する項目について
大まかに、以下の3つに分けていました。
-
業務的なところ・他チームやりとりについて
- 案件やサービスの理解度、他のチームとのやり取りをする際に窓口となれるか
-
技術・ツール使用について
- 案件で使用している言語やライブラリ、ツールなど、フロントエンド/バックエンド/インフラまで様々
-
タスクについて
- 調査/設計/実装/テスト/リリース/障害対応などについて
基準について
以下の表に記載の5段階の記号で記入しました。
また、これに加えて「苦手だが、伸ばしたい」, 「得意で、やりたい」ことについては、セルに色を塗ることで表明できる仕様でした。
記号 | レベル |
---|---|
★ | エース |
◎ | 他の人に教えることができる |
○ | 調べながら一人でできる |
△ | ペアプロなど助けがあれば… |
× | 無理…何もわからん |
2. 夕会でのフリートーク(毎日)
- 使用するもの:特になし
- 事前準備:特になし
その日の夕会でファシリテーターを務めたメンバーが、フリートークを行っています!(現在も継続中)
最初は、私が大学時代にゼミで行っていたGood & Badの基である、Good & Newを提案して行っていたのですが、24時間という縛りにネタ切れが相次いで起こりました
その結果、フリートークに変わったという経緯があります。
フリートークに変えた後でもネタ切れの日もあります。
そんな時は、その場でぱっと思い浮かんだことを話しています。出せる話題の自由度が高いこと、かなり敷居が低い雰囲気で行っていることから、見切り発車でも意外と話せたりします。(何でも話せるような空気感が大事なのかな?と思ったり。)
私は最近ネタ切れになった時、「PCモニターが壊れた話」をしました。(目の前に現物があったからです。。。)たわいもない話でしたが、これをきっかけにチームメンバーから、PCモニターに関する有益な情報をいただくことができました
その他、こんな話をしています。
- 休日に○○に出かけた話
- 雑学共有
- 技術的な話
- 真面目な案件の話
- 天気の話
- 体調の話
また、担当者が一方的に話して終わるのではなく、自然な流れで質問などが行われて雑談に発展しています。(Zoomのチャットやリアクション機能も大活躍)
この会話パートが盛り上がることも多く、最近は長引いてしまわないように「10分以内で行う」という制限を設けました。
以下は個人的にやってみて感じたことです。
- 5~6人で行っているので緊張せず、気楽に会話できる
- 週4リモートで会話は業務的なもののみになりがちのため、毎日程よく雑談ができて良い
- 結果的に、普段ミーティングの際や質問する際にも話しやすくなった
3. values card
- 使用するもの:values card
- 事前準備:テーマ決め
テーマ:それぞれの大事な価値観
もし、「自分が大事にしている価値観について語ってください!」と言われたら、気恥ずかしくて躊躇してしまうかもしれません…。一方で、バリューズカードは「ゲームをしていたら価値観を共有できちゃった!」というような気軽さがあります。私も楽しみながら自己開示できました。
以下はメンバーから出た感想の一部です。
- それぞれの人柄を知ることができた
- 良い意味でメンバーの印象が変わった
- カードの取り方/捨て方戦略が見え、経過も結果も楽しめた
4. ドラッカー風エクササイズ
- 使用するもの:今回はmiroを使用しました
- 事前準備:各々回答を記入する
これは、開発チームにPOを交えて開催しました。
ファシリの出来に企画の良し悪しが左右されるとのことで、ファシリ担当の方が少し心配されている様子だったのですが、杞憂に終わりました。開催してみると、なんと盛り上がって時間が足りないという事態に
事後振り返りの結果も、参加メンバー全員満足度の高い結果となりました。ファシリを務めてくださったメンバーに感謝です!
質問一覧
- 自分は何が得意なのか?
- 自分が大切に思う価値は何か?
- 自分はどうやってチームの成果に貢献するつもりか?
- チームメンバーは自分にどんな成果を期待してると思うか?(憶測も含む)
- (チームメンバーが回答)こんなところを期待しています
回答をすり合わせてみたところ、3や4と、5が一致しているメンバーが多かったです。このことから、期待や役割に関して、本人とメンバーの認識が一致している傾向にあることが分かりました
また、「良いところを伸ばしていこう!」、「こんなことも頑張れると良いね!」という認識のすり合わせができました。さらに、各自が期待していることと共に、普段思っていたメンバーの良いところを伝え合うこともできました。
個人的には、とてもモチベーションアップにつながる企画だったなと感じています!
最後に
こうした企画たちは、業務を進めるために必ずしも必要なものではありません。
ですが、誰かの「こんなことをやってみたい!」という提案に、「とりあえずやってみよう!」と快く答えてくれるメンバーがいて開催/参加することができたと思います。これはとても素敵なことだなと感じています。感謝です!
今後も、関わる方々とお互いに最高であれる関係性を築いていけたら幸いです。
付録
スキルマップ
フリートーク
Good & Bad
私が所属していたゼミオリジナルです。ソースはGood & New。
1週間以内に起きた「良かったこと」、「悪かったこと」について話します。
Good & New
お助けツール
まだ使ったことはないけど気になっています。チームの方が前の案件で使用していたそうで、教えてくれました
values card
ドラッカー風エクササイズ
その他