pacman 4.1 より前、VCS source な PKGBUILD は、リポジトリをチェックアウトしてそれを別のディレクトリにコピーしてからビルドするテンプレな処理を build 関数内に書いたり、pkgver に直接リビジョン番号や日付を設定したりしていた。
しかし、pacman 4.1 からは VCS source のサポートが強化され、PKGBUILD の推奨される書き方が変わった。
source に直接リポジトリの URL を書けるようになり、build 関数内でチェックアウトの処理を書くことは非推奨となった。source の書式は https://wiki.archlinux.org/index.php/VCS_PKGBUILD_Guidelines#VCS_sources に書いてある。VCS source を指定した場合、makepkg -g
のとき md5sums には 'SKIP' と書かれる。
また、pkgver を設定する pkgver という関数を定義できるようになり、これを使うことが推奨されている。pkgver 関数は PKGBUILD を書く人が自由に定義できるが、どのような pkgver 関数を書くべきか VCS 毎のガイドラインが示されている https://wiki.archlinux.org/index.php/VCS_PKGBUILD_Guidelines#The_pkgver.28.29_function 。