自分がほしい答えをうまく引き出す方法
今回は質問の投げかけ方、質問の仕方について話していきたいと思います。
自分がほしい答えをうまく相手から引き出す方法の紹介です。
質問をすることに抵抗ありますか?
質問をすることに対して抵抗はありますか?
僕は新卒で入社した時先輩に質問する時、
こんなこと思ったことありますか?
- 「迷惑ではないか?」
- 「時間を奪ってしまうのではないか?」
- 「この先輩に質問しづらいな」
- 「こんなこと聞いていいのか?」
こういったことを考えてしまい、最初は聞くことに抵抗がありました。
ただ、今挙げたようなことを気にする必要はありません。
それはなぜかというと質問することにはたくさんのメリットがあるからです。
質問をすることのメリット
質問をするメリットはいくつかありますが、私がこれまで質問をしてきてメリットだと思ったこと
- 効率よく問題を解決できる
- 問題解決能力が身につく
- より深い知識を学ぶことができる
- 何がわかっていて、何がわかっていないのかを伝えることができる
効率よく問題を解決できる
最初はわからないことがわからないと言ったことがあるでしょう。
そういったときはどんなに考えても解決には至りません。
こういったことは質問をすることで、知識がある人からの助言や調べ方を教えてもらおうことで効率よく解決することができます。
問題解決能力が身につく
質問をするときは、情報の整理をしてから質問をしますよね?
- 原因がなにか
- どうしてそうなったか
- 解決方法はなにか
- 仮説を立てる
といったことを考えるようになり、こういったことを繰り返すことで問題解決能力が自然と身につきます。
より深い知識を学ぶことができる
質問をしたあとに、これまでわからなかったことがわかるようになります。
また、質問したことに対してわからない言葉や技術的な知識が出てくると思います。それを調べることや更に質問することで知識といて身につきます。
何がわかっていて、何がわかっていないのかを伝えることができる
何がわかっていて何がわかっていないのかを伝えることができます。
これは、自身のメリットではなく相手のメリットになります。
相手がどこまで理解しているのかや次タスクを降るときはどの粒度の説明でタスクを降ることができるのかを把握することができます。
質問は自分だけではなく、相手にもメリットが有ることを頭に入れておくと質問をする抵抗が薄くなると思います。
質問のレベル(無知のレベル)
自分が今その作業でどの段階にいるのかを確認してみましょう。
- **0OI: 全部分かっている**
- 「答え」を持っている。あとは書き写すだけで完成する。
- **1OI: 分からないことが分かっている**
- 答えを得るための「質問」を持っている。
- **2OI: 分からないことが分からない**
- 「質問」を持たない状態。決定的な答えを引き出すための「質問」ができない。
- **3OI: 分からないことが分からない状況を何とかする術を知らない**
- 2OI→1OI→0OIと進んでいくためのプロセスがない状態です。
- **4OI: 無知にレベルがあることを知らない**
これによって質問の投げかけ方も変わって来ると思います。
質問する前に意識すること
- 自分で調べること
- 同じ質問をしないこと
- 相手の時間をなるべく奪わないこと
まず、1つ目がまずは自分で調べるについて、エラーが出たからと言って、すぐに質問をすることがNGです。
自分である程度調べてから質問をするようにしましょう。
2つ目は同じ質問をしないことです。
質問をして問題が解決したら、メモを取るようにしましょう。社内の人間であれば同じ質問をしても問題はないでしょう。
ただ、案件でお客様に同じ質問を何度もした場合はどうでしょうか。
「この人前回も同じ質問をしてきたよね。。。」
と言った印象を与えてしまいます。なので、同じ質問はなるべくしないようにしましょう。
3つ目は相手の時間をなるべく奪わないように気をつけることです。
これは一つ前で話したことともつながっていますが、同じ質問は相手の時間をただ奪ってしまうことになります。
また、何も調べない状態で質問をすると、状況の確認や原因の調査などからやり取りが発生してしまうので、情報をまとめてから質問をするのとでは解決する時間が大幅に変わってきます。
では、どのタイミングで質問をするのがいいのか。
これは一概には言えませんが、15分を目安に考えるといいと思います。
Googleの人工知能チームが15分ルールというものを採用しています。これは、15分考えてもわからない場合は質問をすると言ったことになります。
これを目安にするといいと思います。
目的を明確にする
次に目的を明確にすることです。自分はどうしたいのかを明確にしましょう。
そこでポイントになってくるのが一番知りたいことを最初に伝えること
手順がわからない場合 → 自分がやっている手順があっているのか
実装方法がわからに場合 → 次に何をやればいいのか
エラーが出たとき → エラーの解消方法
などを一番最初に聞くことで何を解決したいのかが明確になり、回答する側も答えやすくなると思います。
状況と伝える
次に、状況を伝えることです。
ここで、大事になってくるポイントとしては3つ。
まずひとつ目が、
- 事実を伝える
- 曖昧な言葉を使わない
- 正確に情報を伝える
と言ったことになります。
まずは、事実を伝えることです。
- 何が起きているのか
- エラー内容
- 原因は無いか
- 何を解決したいのか
こういったことを伝えることで、お互いに状況を把握することができます。
次に、曖昧な言葉を使わないことです。
「これ」、「あれ」など曖昧な言葉や、理解しているふりをしてしまうことなどは避けましょう。
わからないことは恥ずかしいことではないので、理解している範囲内で伝えることが重要です。
最後に情報を正確に伝えることです。
よくあるのが、説明を省力してしまうことや言わなくても相手はわかってくれる妥当という予想をしてしまうことです。
予想することや仮説は重要ですが、質問するにおいてはあまりいいことでは無いです。
曖昧な言葉を使うことや情報を正確に伝えないことによって「返ってややこしくなる」ケースもあります。
なので、今自分が理解している状況と実際に何が起こっているのかを正確に伝える必要があります。
最後にかならず復習する
復習は必ずしましょう。
1回で理解できるに越したことは無いですが、これはなかなか難しいです。
内容によっては1回で理解できることもあリマスが、1回で理解できないことも多くあります。
なので、復習できるようにメモをとること、自分が理解しやすいようにまとめる、理解できなかったことは理解できるまで聞くなどをして、1つずつ問題を解決していくことをおすすめします。