#背景
iOSアプリを開発する中で、端末を一意に識別できるキーを探していた。
初めはUDIDを使おうと考えたが、セキュリティの観点から現在は取得することができないらしい。
というわけで代わりに、広告識別子であるIDFVを使用することにした。
(※現在は、IDFVを広告識別子として利用することは禁止されている)
#動作環境
- swift 4.2
- xcode 10.0
#IDFVの形式
- 36文字で固定。
- 英数字(大文字)とハイフンのみで構成。
- フォーマット:
{8}-{4}-{4}-{4}-{12}
- 例:
3K0XXXXX-83XX-HEXX-KIXX-29KH83XXXXXX
#IDFVの取得方法(swift4)
let idfv = UIDevice.current.identifierForVendor?.uuidString
#参考
##広告識別子とは
以下サイトから引用。
モバイル端末の広告識別子について知っておくべきこと
広告識別子とは、モバイル端末を識別するために生成された一意の英数字の組み合わせ (識別子) のことを指します。
この識別子は、ユーザーの端末にアプリがインストールされることで取得できるもの。インストールされたら、スマートフォンやタブレットから送信された情報に基づいてユーザーの行動を追跡できます。ただし、このIDはユーザーが任意でリセットできる一時的なコードなので、完全に個人を特定できるものではありません。
##Identifier For Advertising (IDFA)とは
以下サイトから引用。
モバイル端末の広告識別子について知っておくべきこと
なお現在は、IDFVを広告識別子として利用することは禁止されている。
代わりに、advertisingIdentifierという識別子が用意されている。
iOS端末の広告識別子。iOS6以前は、Unique Device Identifier (UDID) と呼ばれる端末ごとに固有のリセットできない識別子が利用されていました。IDFAは、ユーザー側でいつでもリセットできます。しかし、ユーザーが「追跡型広告を制限」を有効にすると、広告主はIDFAをマーケティングに使用できなくなるということも覚えておきましょう
##ちなみに
Android端末の場合は、Google Advertising ID (AAID)が広告識別子として用意されています。こちらの機能はIDFAと変わりません。