- 現在エンジニアは売り手市場
- 組織も楽しい環境づくりをして、喜んでもらってナンボ
だという話。
Amazonですら(?)「ネームブランドだけで定着しない、エンジニアは売り手市場。いかに定着してもらうか。"上に行けば偉い" わけじゃない。楽しい環境づくりをして、喜んでもらって仕事する。」という意識だとのこと。
BOSSとLEADERの違い
こんな図があるらしい。わかりやすい。
サーバント・リーダーシップ
それに通ずる考え方が「サーバント・リーダーシップ」(= 奉仕型のリーダーシップ。アメリカのロバート・K・グリーンリーフが提唱した「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学)
"Why Servant Leadership is Becoming the Leadership Style of the Future"
ということでInternational Center for Leadership in Education (ICLE) のEric Sheningerが紹介している記事を読んでみたので、その要約。
「サーバント・リーダーシップが未来のリーダーシップ・スタイルになる理由」
記事 (DeepL翻訳しつつの要約です)
変革型リーダーシップは、人々のニーズを満たすことで、人々にポジティブな変化をもたらすと考えます。一方サーバント・リーダーシップは、人々のニーズを目的としてとらえることで人気を集めているリーダーシップのスタイルです。
- サーバント・リーダーシップは、人々のニーズを満たすこと = 奉仕することが彼らのためになる と考える
サーバント・リーダーシップの現状
サーバント・リーダーシップは、もはや理論上だけのものではありません。研究者たちは、経験的に検証可能な研究結果に研究をシフトしています。多くの研究者は、サーバント・リーダーシップ・アプローチを適用した場合の影響や効果をほぼ正確に予測することにも成功しています。
- 世界中の組織は、人々の成長と集中を助けることにフォーカスしている。
- いまや組織内のほぼすべての関係者がボタンをクリックするだけですべての情報にアクセスできるようになった。
- これにより、指導的立場にある人々の必要は、単に指導するのでなく、他者に奉仕することに向けられるようになった。
- リーダーシップとデータが一部のエリートのために保存されていた時代は過去のものである。
- サーバント・リーダーシップによって組織のシチズンシップを表彰する。
- 従業員が利他性を発揮し、義務を超えて行動するために、サーバント・リーダーは、従業員一人一人に重要なメンバーであるという意識を持たせる。
- 組織のリーダーは、全員の全体的な幸福と成長に関心を持つ。
職務遂行能力
組織の目標に対する全個人の貢献度を長期にわたって集計したもの。
- それは、タスク・パフォーマンスであったり、コンテクスト・パフォーマンスであったりする。
- タスクパフォーマンスは、財やサービスに貢献するものであり、測定やモニタリングが比較的容易である。
- 一方、文脈的パフォーマンスには、対人関係や自発的な活動が含まれ、組織がより広い文脈で中核的な目標を達成するのに役立つ。
- 「文脈」に沿った組織目標は、権限を与えられたスタッフの団結したチームと、スタッフの全体的な福祉に焦点を当てた環境があって、初めて達成される。
グローバル化により、世界は「ひとつの村」になった。異なる文化や規範が、大陸を越えて互いに影響し合うようになりました。多国籍企業は、成功事例を輸出すると同時に、ホストコミュニティからも学んでいます。また、世界各地で活発化している人権擁護運動は、人間のニーズに焦点を当てています。
- この競争の激しい21世紀に生き残るのは、変化を積極的に受け入れ、サーバント・リーダーシップを組織構造の中核に据える者。
- 労働組合や過去のマネジメント、指揮・威信・権威に基づくリーダーシップスタイルは生き残れなくなるだろう。
サーバント・リーダーシップは世界をどう変えるか
サーバント・リーダーシップの推進者や実践者たちは、成功したサーバント・リーダーシップの成果は、学者たちが列挙したさまざまな属性のほとんどを通じて、社会のあらゆる側面に現れてくると示唆している。
- 誰もが他に耳を傾け、耳を傾けるようになる。
- 共通の課題に一致団結して立ち向かう、結束力の高いコミュニティの構築を目指す。
- その結果、社会はより共感的になり、すべてのメンバーの成長のために、より献身的な社会になる。
- 組織は、自分たちのために働く人々や、自分たちが活動する社会の構成員のニーズに、より敏感に反応するようになる。人々は対立を解決するために、不満や暴力を生みやすい権力や権威ではなく、説得や対話に頼るようになる。
- 人々は利他主義の感覚を身につける。これにより、誰もが単なる義務を超えて、組織や社会全体に利益をもたらすようなことを、公務外でも行うようになる。
Google社の例
まとめ
- 副業
- フルリモート
- 時間、服装自由
などなど、開発メンバーが主体性を発揮できるという開発、スタートアップ界の考え方は当たり前になっていきそう。最近リーダーとは、自分の執事のようだな~等と呑気に思ったがそれは世界のトレンドのようでした。
以上参考になればさいわいです。