リモートワークでも「雑談」をもっとしないとな、と思い、そのノウハウを考察したものです。端的には参考にしたいのは以下のような話。
休憩は積極的に取る
毎日1回以上Zoomのビデオ通話を誘う
分報とポジティブフィードバック
朝会(デイリースクラム)
相手へのメッセージは語尾に気を付ける
リモートワークだからこそペアプロ/モブプロ
Zoomの通話は顔が見える状態にする
等など。そして**「ザッソウ」**。
ということで、自発的にザッソウが芽生える性善説の関わり合いをしたいなと言う話。
結論としては以上のいくつかを実践してみたいなというお話です。
悩み
- 先輩や周りへの相談
- 1on1
- etc.
それらって、管理されて、やらされてやるものなのだろうか?という疑問があった。
それらへの解決策
しかしどうしたら自発的なそれが定着するかなと考えた時に、「ホウレンソウ」ではなくて「ザッソウ」 という考え方があることを読んだ。以下解釈。
- ホウレンソウ = 性悪説 のマネジメント
- ザッソウ = 性善説 のマネジメント
性悪説のマネジメントの何がイマドキでないか。それは「管理する人目線」のマネジメント手法であり、人はどうせ失敗する、という考え方にあるからだと思う。自分が部下目線で、始めから失敗すると思われていたらどうかということ。人を見て泥棒と思うような管理の仕方を上司にされたら、やる気が無くならないかどうか。
誤解してはいけないのは我々開発者、モノやコトに対しては性悪説で良いということだ。プログラムの型チェックだValidationだlintだみたいなこと、TODOリストやスケジュール、あるいは必達納期。各種ツールやマネジメント手法は忘れがちなものを補完し、失敗を未然に防ぐことを目指す。それに大いに学ぶべき。
だがチームの人間と人間との関わりみたいなものは、機械的なルールにしても得たい結果にはなかなかならない。「それをやるのは自分が得をするためである」と自発的に皆自身が納得できるように場をつくらないといけない。
- 相談とか1on1とか。やると何が良いかと言うと、自分が得だから。
- 予め上司や先輩が自分の案件のマズイところを把握してくれるし、気にかけてくれる。
- こういう事を考えているんだなと理解してくれる。
それはお得だからだと思うのだが、でもそれができるのは周りを信用しているからであり、話しやすい関係がつくれているからこそ、でもある。だからね。うまく 1on1 できてないな、管理できてないな、と悩む上司の皆さんって、その原因の1つは話しづらい場を作ってしまっているアナタ自身かもよということですね。
当記事の表題: エンジニアリングと言ってよいのか迷ったので「コントロール」とした。マネジメントというのかこれも迷ったので、「ひととのかかわり」とした。
性善説
人を管理・コントロールする
というより
性善説に基いて信頼して仕事を任せられるメンバーを集める
その人たちがエンジニアリングに集中できるようあらゆる問題解決を行う
問題を感じる時、声を上げられるように心理的安全性を確保する
仕事の成果と、メンバーの成長を重ね合わせられるよう目標設定/評価する
他部門、他職種の人との調整・対話を行う/促進する
ここにあげたようなことを自然と実現できるような仕組みづくり、意思決定をする
商用システム開発プロジェクトに関わる限り、ある一定範囲で社外パートナーに協力を得ることが一般的です。その場合、正社員とパートナーさんをどう扱うか問題になるわけですが、当然限られた時間と環境で最大の生産性を上げて頂くことが、発注側にとって得たい状態であることは間違いありません。
そう考えると、原則発注者側は道徳倫理上は勿論のこと、経済合理性の観点でも、**横柄な態度を取ったりして心理的安全性を阻害するようなチームの空気を作ることは、全く得策ではありません。
コミュニケーションの黄金律は「自分がそうしてもらいたいように振る舞う」ことにあります。**もし性悪説にならざるを得ないとしたら、パートナー選定時点で間違っていると考えたほうが良いでしょう。
性悪説でモノをコントロールし、性善説でひととかかわりたい、ということだ。
PART1 性悪説に基づいたルール作り
PART2 性悪説で考える必要がないなら、性善説で考えよう
まとめ
ザッソウによって相互理解が深まり、心理的安全性が生まれる。さらには、率直に意見を言い合えることで成果が出やすくなり、新しいアイデアが生まれていく
なるほどなー、ということで結果報告はまた後日となる。ですが以上、各種の記事たちとやりたいこと整理。参考になればさいわいです。