正しい日本語を使いたい願望がある。社会人としてはもとより、IT に携わるにしてもメリットを痛感する。そんな動機で「大人の語彙力ノート」という本を読んでみた感想文です。
大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる | 齋藤 孝 |本 | 通販 | Amazon
前提として
Issue 発行や Readme.txt には不要と思う。Issue や Readme.txt には決められたフォーマットで誰にも伝わる語彙でぶれなく漏れなく簡潔に記載せねばならないことも多い。むしろ英語で書くでも良い。
他の人が見ても分かるIssueを書くために意識していること #GitHub - Qiita
実践テクニカルライティング - 開発者が「外国語」を使うときの言語技術達3つ #テクニカルライティング - Qiita
対人コミュニケーションに生かしたい
一方で語彙が必要なのは 人対人 だと考える。以下のようなメリットを想定する。コスパや程度の問題はあるが、英語と同じで、一定の水準を達成することで仕事が円滑になるという仮説がある。
対人コミュニケーション目的の文書に際して
- 覚えるだけで印象が良くなる。品が良くなる。
- 適切な言葉で表現できるため、コミュニケーションがスムーズになる。
- 結果コスパ良くよい人間関係を築ける。
自分自身に際して
- 理解力や読解力が向上する。
- 結果思考力が深まる (脳内でより解像度高く詳細を定義できるようになるわけなので)
そこで「大人の語彙力ノート」を読んだ
評価が高かったので、選びました。この「大人の語彙力ノート」の良いところは以下であった。
- 書き言葉を主とする。
- プレゼンテーションや場の取りしきりに有効そうである。
- 外来語、カタカナ語も扱う。
例
端的に良い語彙をメモった。明日から使う。
日常会話
- 差し支えありません
- お気持ちだけいただきます
- 同意します、支持します
- おっしゃる通りです
- ありていに言えば (ざっくり言えば、の代わりに)
- 勉強不足で申し訳ございません
- 異存はございません
- 失念しておりました
- ご放念ください (忘れてください、の代わりに)
お願い
- お使い立てして申し訳ありません
- お手を煩わせて申し訳ございません
- 手をお貸しください
- お含みおきください
- お目通しのほどお願いいたします
- 伏してお願いいたします
- ご賢察くださいますようお願い申し上げます
- はばかりながら
言いづらいこと
- あいにく都合がつきません
- 私には荷が勝ちます
- しかねます
- 不手際です
- 平にご容赦ください
- しっくりこない
嬉しい
- ひとかたならぬご尽力をいただき
- 月並みですが
- しこりが残る
- 月並みですが
- 看過できない
- 冥利に尽きます
挨拶
- つつがなくお過ごしでしょうか
- ご自愛ください
- 復唱いたします
頑張ります
- 努力します
- 最善を尽くします
- 手を尽くします
- 精進します
すごい
- 出色
- 抜群
- 手練れ
ざっくり
- 概ね
- 大方
- 大筋
まとめ
いずれも使えなくても困らないのですが、言葉が正しく丁寧な人と喧嘩ってできませんよね。良い齢こいて言葉遣いが雑なのはそろそろ許されない気がしています。
とここまで考えて、京ことば、語彙だけ丁寧にしても察し合いで心中喧嘩になることもあるから怖いなとも思う。とかくひねくれた界隈はむずかしいものです...
そんな自虐、自分用メモ 兼 感想文でした。
以上です~