2021.11.30 にtwadaさんの講演を聴く機会がありました。
参考: 【感想文】t_wadaさんがやってきた - Qiita
Q. 「認知負荷の高いコードを読み解ける人」が「頑張って」修正をこなしてしまうことが現場では称賛され得るが、遠回しに自分達の首を絞めていると思います(= 危険性が減っていない) どうしたらいいでしょうか?
A. レガシーコードの怖いことはだんだんなれていくこと。新人や若手の役割が重要になっていく。日々、チームメンバーがわからないことを分からないと表明していくことがとても大事である。
(ざっくり目ですが)などという問答がありました。
Long, long ago.
質問をすることが怖かった時代がありました。または質問するのは勉強不足だとか言われたこともありました。今でも質問するには15分ルールだなどという言説もあります。自分もこんなことをまとめました。
効果的に質問をしたい人のための質問テンプレート、不吉なワードチェックリスト、15分ルール - Qiita
が最近、15分は個人的には「できるひとたちの集団(= Googleが元ネタなので)」ならそれでいいかもしれないが、もしかしたら我々には15分でも少し長いのでは、などとすら思っています。
育児していたからこそエンジニアのお仕事に役立ったこと10選 - Qiita
で自分より経験のない者の気持ち、新人さんに対する見方などということを書きました。それです。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があります。
本来、質問はむしろ良いことしか無いのでその質問することのメリット3つを書いてみます。
1. 質問したことそれ自体の答えが当然わかる。
2. 皆もよくぞ聞いたと思ってくれる。
3. もしかしたらとても勇気のある人だ、と思われるまである。
質問をする機会というのはどうしても若者のほうが多くなりがちです。で、「つまんねえ質問をするな」なんていうのは大人側の理屈です。しかしそういう大人、ハッキリ言って、そちら様の性格がよろしくないだけだからそれでよいのです。質問をすることは恥ずかしいなんて言って引っ込んでいても一生知らないより全く良いです。新人さんも、新人に限らず無知の者も、レビュワーとして「わかりません」というのが何よりお仕事ということです。
質問できるひとは強い。質問することには得しか無いのです。種明かしをすると以上、澤円さんのラジオで聞いて本当にそうだと痛快に共感した話です。
Now.
「そんなことも知らないの?」そう考える方が全くよろしくないし、「評価が下がるかも?」誤った評価を受け続けるより全く良いです。よくぞ聞いてくれたと皆から思われたいし、むしろ良い質問をしたいです。
ラジオ内で「デジタルトランスフォーメーション」の略が何故「DX」なのかに触れられていますが、それは私も知りませんでした。笑 以下記事でも議論されています。お二方とも「強い」。
DXとは? - Qiita
DXとは? 何の略ですか? - Qiita
ちょうど共感できる記事。追記
質問できるひとは強いです。わからないことを分からないと言ってレガシーコードに立ち向かいたい。
以上です~。