「技術力で殴る」という言葉。語源的には正義の鉄槌で殴るという方向のポジティブな意味合いだった。しかしその「殴る」の意味がただの「乱暴者」に解されるケースが出てきていた。時は令和。
「殴る」という言葉の強さゆえかも知れない。たしかにハラスメントと解されては心外だ。
「マサカリ」とは
さて最近「マサカリ」という言葉についても似たような議論があると解した。
若い時期を楽しくマサカリを投げあって過ごしたアラサーエンジニアとしては世知辛い気持ちだが、まあ「かつてポジティブな意味で使われていたこともあったのだ」というエビデンスを、消え去ってしまう前に集めておこうと思った。
とのもともとの話。上の記事に紹介されている「マサカリの起源」は
2015年〜 「マサカリ」の意味がかなり広くなる。もともとは「空気の読めない人による正論」という意味だったが、だんだん「単に対応に困るコメントや批判」という意味でも使われ始める。
ここにまとまっている。なるほど、なるほど。マサカリ世代の私の心情としてはどちらにも振れがたい。
マサカリは大工道具であるからにして、建設的議論のきっかけであるべきです。
実現不能なこと、真偽で語れないこと、データで測れないこと、ルール化されていないことを細かくつっこむのは無意味です。
俗に言う宗教論争は大工の守備範囲外
言葉尻が丁寧で柔らかい事実に基づいた指摘もマサカリですわな。
この説明はとても腹落ちするんですが如何か。
まとめ
「マサカリはここに置いて入室ください」
この記事が2015年01月15日のことだったので、既にその頃からマサカリは大工道具ではない「狂人の振り回す凶器」になりつつあった。
言葉は日々変化する。常に相手をリスペクトしながら言葉を選びたいものだぞ自分...。
言いつつ、結構こういう記事読んでて楽しいと思っちゃうのですけれども
以上参考になればさいわいです。