の続編のようなポエム。
「できるかできないかわからない状態」の物事に対して「いつまでにならできますか?」という質問を受けることがある(非開発者含む)が最上級に難しい質問であることをとりあえず知ってほしい、というのは愚痴。
多分相手は単純に、「抱えているのは量の問題だ」という感覚があって、明日までにできないっすと答えた私に対して「なら来週月曜までにならできますか?」(えっそれ営業日で1日も伸びてねえ)とか(むしろ、期限を延長してくれたかのように)返してくれているのだと思っている。
違うんだよそれ以前なんだよな~、と思いつつ、そう簡単にその気持ちが伝わるわけはないのでそういうときにどうするべきなのかを考える。
見積もりはむずかしい
「なぜ見積もりは難しいのか?それはあまりにも不確実性が多いからだ。」。不確実性を減らすには
だが、下から上への情報の透明性
なんてものもあるし、ともかく「距離」のある場合に冒頭の質問はなかなか説明しがたい。
わかりません = 放棄?
こういうとき私は割と「わかりません」と言ってしまうほうなのだが、結果、むせきにんだなコイツと思われているかもしれないなと思うこともある。よくない。
「できません」を伝える際に確認しておきたいチェックシート
- 相手の言い分の意図を受け入れていることを伝えようとしているか
- 「できない理由」でなく、「どうすればできるか」から始まっているか
- 口頭だけでなく、可視化された文章も添えているか
- 代替案をセットで提示しているか
- 相手に求める回答形式を選択式にしているか
知恵
できませんを伝えるためにも、もちろんどうできるか考えるためにも、「細分化」が大事だと思う。
細分化の能力が無いと、ここでだいたい詰まる。「ググっても出てこない。オワタ!」となってしまう。それまでの練習問題では、直接的にググっても大体出てきたけど、実務だと出てこない。出来ない。オワタ。となってしまうのである。
なので、細分化が必要になってくる。「何をする必要があるのか?」ということを、冷静に分析していく。それが必要になってくる。
第1ステップ:What to do by When. やること & 期限
第2ステップ:How and with Whom. そのための資料と、助けてくれる人
第3ステップ:Now. 1, 2を活用することで自分の現在地
まずは試してみて動かすこと、次に概念を体系的に理解すること、それから実例と利用できる資源を網羅的に把握すること、最後に実践の機会を作って体得することです。
まとめ
一番簡単に「いつまでに」に対処するには
- 少しやってみることを約束する。相手にいつでも、また聞いてもらう。
- 後戻りの効かない最終締め切りよりは、ちょっと前にまた聞いてもらう。
くらいが、とても簡単で気楽で誰も苦しまない見積もりだと思っている。もう一度、良いタイミングで、「どのくらいまでできているか」を聞いてもらうこと。それが小さな単位の、「不確実性を少しでも減らす努力」として実務的にできることだとおもう。
というか普段からその「距離」をとらない努力をコツコツと種としてまいておきたいなとおもう。いつでも聞いて欲しい。結果、あ、この人常に忙しいわ、と認識してもらえるようになったりして、それはそれでどうなのという気持ちにはなるんだが。
追記: こんなツイートも教えてもらったので書いておく。
追記2: ここでも「不確実性コーン」の話。
以上見積もりの知恵、ごった集めでした。参考になればさいわいです。