Amazon.co.jp: 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる 電子書籍: アンディ・プディコム, 満園 真木: Kindleストア
頭を「からっぽ」にするレッスン - 10分間瞑想でマインドフルに生きる という本。
どんな時でも結果が出せる! イチロー式 集中力 | PHPオンライン|PHP研究所
「なにも考えずにボーッと金魚を眺めていると、気持ちが落ち着くんです。とくに、イライラしているときはリラックスできる」
とのこと。またこの 頭を「からっぽ」にするレッスン はビル・ゲイツが
日々、ストレスを解消し心を集中させるしばしの時間が誰にとっても必要なこの時代に、はじめての1歩としてうってつけの1冊だ
などと言って薦めている。というわけで、日々のストレスに対処する一つの方法として瞑想ってどういうことすればよいのというのをざっくり知りたくて読みました。その読書感想文です。
知見
- 筆者は仏僧やピエロを経験。「仏僧からピエロへの転身は意表を突くものに思われるかもしれませんが、一瞬一瞬の肉体の動きに意識を向けることが大切だということです」
- 何も考えず人にどう思われるかを気にせず何らかの結果にこだわらずただやる。
- 一切のこだわりも予断も捨てて自然な意識を保つ。
- 量より質、まずは 10 分やってみろとのこと。
- 「私達は始終何かをすることに忙しくて、ただじっと心を休めることの意味を省みることさえありません。私たちは 何かをする ことにとりつかれていて、そこには 考える ことも含まれます」。確かに考えても仕方のないことを考えてしまい、考えても行動しようがないことまで気にするのは本来もったいない。
エクササイズ
以下を 2 分単位でやってみる。
- エクササイズ 1: 何もしない
- エクササイズ 2: 五感に集中する
- エクササイズ 3: 肉体の感覚に集中する
- エクササイズ 4: 心地よさ、不快感に集中する
- エクササイズ 5: 自分の感情に気づく
- エクササイズ 6: 頭からつま先までをスキャンする
- その詳細: 呼吸を利用してみる。静かなプールの水を思い浮かべる。
- 一方で、道に空いた穴をイメージする。穴とは、癖になっている良くない反応のこと。それを避けることを考える。
- 既に行ったエクササイズの要素を 10 分間おこなっていく
はじめる前に:
- 背筋を伸ばして楽に座る
- 邪魔が入らないようにする
- 10 分間タイマーをセットする
導入時に:
- 5 回深呼吸
- 接地面の感覚に集中
- 体をスキャンする
- 今の気分を感じる
より深く:
- 呼吸
- リズム
- 感覚を確かめながら、時間の限りサイクルを繰り返す
瞑想を終えたら:
- 一切の集中をやめる
- 感覚に意識を戻す
- そっと目を開ける
以上を意識すると良いようです。この一連を繰り返せるようにすることがまず目標になりそうですね...以下は Tips。
- 背筋がまっすぐ伸びるのがベストだが無理にそうする必要はない。
- 骨盤の位置が背中の位置を決めるので、位置注意。
- 寄りかからないように、上方向をイメージする。
- 足は組まず、足の裏が完全に床につく。
- 両手を重ねて膝の上。
- 頭は首の上になるべくまっすぐ。
- はじめは目を閉じる。
「不快感が表に出てくるのを目撃することは、ほとんどそれが去っていくのを目撃していることに等しい」らしい。そして絶えず体験を記録すると良いとのこと。
心はひとつの場所にしかいられない
「心はひとつの場所にしかいられない」、これはそう言われるとそうだなと感じました。常にシングルコア。それはそう。
- 食べながらマインドフルネスを意識する。
- 運動しながらマインドフルネスを意識する。
走りながら、眠りながらでも良いらしいです。
まとめ
以下は瞑想の要素。
- 視点
- コミュニケーション
- 感謝
- 親切心
- 思いやり
- バランス
- 受容
- 平静さ
- 繰り返し
上のような要素を意識しながらの瞑想が本来のようです。読んでみて、結局は自己暗示みたいなところもありそうですが、続けていると心穏やかになるだろうという感覚はわかります。なにしろイチローが行っているなら何かしらいい効果はあるのだろうと感じつつ、概要を理解することで日々の IT 稼業にもなにがしか良い影響があると良いなと思いました。
以上です~